【エウレカ！】初体験！！　【時間軸の伸縮について】

時間軸は一定ではない。

いや、相対性理論の話では無くて。
主観的時間軸の認知についてのお話だ。

小学生の頃の夏休みは　永遠に続くような長さがあった。
あの長さは今の感覚でいう1年くらいに思える。

子供の頃って　すべての事が　初めてづくしで、記憶への書き込みが多いから時間を長く感じる　という説があり、私もそうおもう。

大人になると、大体のものは　見たことがあるもので。
馬鹿笑いすることもなかなかない。

ましてや、コロナ禍　移動距離も減っている。
１日　家から出ない日も繰り返す。
日報を見れば　何をしていたかは遡れるけれども、入力は乏しい。

１日の感覚が　えらく早く感じ無いか？
初めてのものを見たり聞いたり、知的な入力が成されてエウレカ！を叫ぶことがあるか？
読書やリモートで　内に、あるいは外に感覚を立てていても。偶発的に入力される事項は圧倒的に少ない。

amazonで本を探すのと　書店で本を探す　行為の違いに近い。
書店をそぞろ歩くと、欲しかった本以外にも入力が無限に成される。
自分の欲しいものだけを指さして購入するのとは違う。


このかなり制限された日常において　今日！目出度くも　永遠を感じる事象があったので書き記したい。

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「猫のウンコ踏めえ！！！！」

というのは　某鬱エロアニメでサブヒロインが叫んでいた台詞だ。
呪詛の言葉は、たしかに効くが反面、自分にも返ってくるという。
この呪詛のおつりを逆凪（さかなぎ）という。

現代人　すぐ「ぶっ殺す」とか「死ね！」って言いがちなので
これを　「猫のウンコ踏めえ！」に置き換えるだけで　逆凪がだいぶ安くなる。
私は　心の安定のために　猫のウンコを多用している。

「死ねばいいのに」　置き換え　「猫のウンコ踏めばいいのに」
ほらね。大分軽い呪いになった。

諸君はご存じだろうか　猫のウンコって　とてもくせえのだ。
これを踏むというのは　健康を害したり、ケガをしないまでも、最大不幸の一つである。

軽い呪いだ。と高をくくり、私はもしかしたら乱発しすぎたのかも知れない。

「今日も　お留守番ね」と出かけに「むーこ」に話しかけた　「も」が気に食わなかったのかもしれない。
トイレが掃除されていないことに腹を立てたのかも知れない。
または、どこか　具合が悪いのかも知れない。

ベランダに洗濯物を干しに出る　動線の上にそれはあった。
今は　夏。私は生足素足のマーメイド。

右足の親指からエマージェンシーが伝わる。この感触は。
脳内でオペレーターちゃんが「パターン青！」と叫ぶ。
ああ。間違いない。ウンコだ。

少年誌ばりに時間軸が膨張し始める。
「なぁにぃ！！！！！ウンコだと！」
ベランダに声が響く。
そう、私は　ヒーローにやられる悪役バリに　声に出していたのだ。
まだ目視はしていないが、途方もない攻撃を食らったことはわかる。

次に、この柔らかさと、大きさと、心強さと。を思った。

この間　おそらくファーストインパクトから０．１秒ほど。

素足で猫のウンコを踏み抜くという４２歳初体験。


これが・・・・私が望む　永遠。