mixiユーザー(id:12923117)
2021年04月14日11:08
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『旅立つ息子へ』感想
〜愛する息子ウリのために人生を捧げてきた父アハロンは、田舎町で2人だけの世界を楽しんできた。しかし、別居中の妻タマラは自閉症スペクトラムを抱える息子の将来を心配し、全寮制の支援施設への入所を決める。定収入のないアハロンは養育不適合と判断され、裁判所の決定に従うしかなかった。入所の日、ウリは大好きな父との別れにパニックを起こしてしまう。アハロンは決意した。「息子は自分が守る―」こうして2人の無謀な逃避行が始まった〜＜公式HPより＞
先に途中まで書いていた感想日記があったんですが、昨日、今作を観て、もう、すぐにでも皆様にお勧めしたく、今、猛烈に燃えてます
舞台はイスラエル（イスラエル・イタリア合作）。
自閉症スペクトラムのウリと父親アハロンは、どこに出かけるのも、何をするのも一緒。
「あの子には自分が必要」
ウリは何かを決めなきゃいけない時や、確認したい時には、いつもパパに聞く。
「ボク、星型パスタ好き？」「好きだよ」
別居中の妻は、ウリの将来を心配して、施設への入所を強く勧める。
「あの子は同世代の子供たちと暮らした方がいいにきまってる」
「あなたは、自分の都合が悪くなる（寂しくなる？）からイヤなだけでしょ？」
妻の言い分は正しい。
裁判所からの指示もあり、アハロンは施設にウリを連れてゆく決意をするが、途中、ウリがパニック状態になり・・・２人の逃避行が始まる。
ウリは思春期真っ只中。旅の途中、息子の、女性（性）への関心にアハロンは終始あたふた。
最初はホテルに泊まっていたものの、資金がとだえて、知人を頼ることに。
最初は大学時代の友人。そして弟。
そこで、アハロンの過去が明かされてゆき、人物像が立体的になってゆく。
随所に挿入される自閉症の人々の生きづらさ。世間からの視線。
�［鷦崙癲▲Ε蠅慮�かいの席に男性が座るが、ウリの「通常ではない様子」に気づき、席を離れる。
�▲廛薀奪肇侫�ームでウリが大声を上げて泣き叫んでいる場面。「大丈夫ですか？」と声をかける人はなく、冷たい視線だけが投げかけられる。
�３な佞任離▲ぅ好�リーム。お金ないのに、ウリが
を食べていて・・・。「その子は何もわからないんだ」とアハロンが説明しても販売員は聞いてくれずを取り上げ投げ捨てる。
またウリが大好きなチャップリンの『キッド』が、ところどころで良きエッセンスになっていました。
※観賞後に初めて見た予告編
https:/
この作品、何がすごいかって、ラストの数分なんです。
実は、途中、ちょっとだけダレてしまって「この作品、大丈夫か？」って、心配になったんですが・・・いや、ラストの数分にやられた、やられた。
「何、何、これ。えっ、えっ、すごい、えっ、何、そういうことよね。えっ、これ、スゴイ。素敵、素敵すぎる。これ、ちょっと、もう、最高じゃ〜〜〜〜〜ん！！！！」っていう感じなんです(笑)
観てもらわないことには、どうにも、わかってもらえないと思うんですが(^-^;
涙こそ出なかったんですが、一瞬にして体が軽くなって、驚きと笑顔と興奮と感動が混ざり合って、そこに、父と子それぞれのこれからを支えてゆく風が吹き込んだ感じ。
ウリ役のノアム・インベルくん、素晴らしかった。観賞中は、実際に自閉症をもつ俳優さんなんだろうなって思ってた。
「彼の父が自閉症スペクトラム施設の職員で、小さい頃から施設の友達と触れあってきた経験も味方しているとはいえ、『ギルバート・グレイプ』で一躍注目されたレオナルド・ディカプリオの再来だと、すでに国内外で評判になっている」（公式HPより）
アハロン役のシャイ・アヴィヴィさんも、めちゃ良かった。
エンディングのあの数分間の気持ちの揺れ動き。その後のあの表情。いやあ、もう、もう、もう、最高！！
上映劇場、そんなに多くないですが、これは、見逃すとモッタイナイです。
この味わいは宝物になりました。4.5☆
先に途中まで書いていた感想日記があったんですが、昨日、今作を観て、もう、すぐにでも皆様にお勧めしたく、今、猛烈に燃えてます
舞台はイスラエル（イスラエル・イタリア合作）。
自閉症スペクトラムのウリと父親アハロンは、どこに出かけるのも、何をするのも一緒。
「あの子には自分が必要」
ウリは何かを決めなきゃいけない時や、確認したい時には、いつもパパに聞く。
「ボク、星型パスタ好き？」「好きだよ」
別居中の妻は、ウリの将来を心配して、施設への入所を強く勧める。
「あの子は同世代の子供たちと暮らした方がいいにきまってる」
「あなたは、自分の都合が悪くなる（寂しくなる？）からイヤなだけでしょ？」
妻の言い分は正しい。
裁判所からの指示もあり、アハロンは施設にウリを連れてゆく決意をするが、途中、ウリがパニック状態になり・・・２人の逃避行が始まる。
ウリは思春期真っ只中。旅の途中、息子の、女性（性）への関心にアハロンは終始あたふた。
最初はホテルに泊まっていたものの、資金がとだえて、知人を頼ることに。
最初は大学時代の友人。そして弟。
そこで、アハロンの過去が明かされてゆき、人物像が立体的になってゆく。
随所に挿入される自閉症の人々の生きづらさ。世間からの視線。
�［鷦崙癲▲Ε蠅慮�かいの席に男性が座るが、ウリの「通常ではない様子」に気づき、席を離れる。
�▲廛薀奪肇侫�ームでウリが大声を上げて泣き叫んでいる場面。「大丈夫ですか？」と声をかける人はなく、冷たい視線だけが投げかけられる。
�３な佞任離▲ぅ好�リーム。お金ないのに、ウリが
を食べていて・・・。「その子は何もわからないんだ」とアハロンが説明しても販売員は聞いてくれずを取り上げ投げ捨てる。
またウリが大好きなチャップリンの『キッド』が、ところどころで良きエッセンスになっていました。
※観賞後に初めて見た予告編
https:/
この作品、何がすごいかって、ラストの数分なんです。
実は、途中、ちょっとだけダレてしまって「この作品、大丈夫か？」って、心配になったんですが・・・いや、ラストの数分にやられた、やられた。
「何、何、これ。えっ、えっ、すごい、えっ、何、そういうことよね。えっ、これ、スゴイ。素敵、素敵すぎる。これ、ちょっと、もう、最高じゃ〜〜〜〜〜ん！！！！」っていう感じなんです(笑)
観てもらわないことには、どうにも、わかってもらえないと思うんですが(^-^;
涙こそ出なかったんですが、一瞬にして体が軽くなって、驚きと笑顔と興奮と感動が混ざり合って、そこに、父と子それぞれのこれからを支えてゆく風が吹き込んだ感じ。
ウリ役のノアム・インベルくん、素晴らしかった。観賞中は、実際に自閉症をもつ俳優さんなんだろうなって思ってた。
「彼の父が自閉症スペクトラム施設の職員で、小さい頃から施設の友達と触れあってきた経験も味方しているとはいえ、『ギルバート・グレイプ』で一躍注目されたレオナルド・ディカプリオの再来だと、すでに国内外で評判になっている」（公式HPより）
アハロン役のシャイ・アヴィヴィさんも、めちゃ良かった。
エンディングのあの数分間の気持ちの揺れ動き。その後のあの表情。いやあ、もう、もう、もう、最高！！
上映劇場、そんなに多くないですが、これは、見逃すとモッタイナイです。
この味わいは宝物になりました。4.5☆
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