農協の出荷場のそばに駄菓子屋があり、
出荷のついでに駄菓子屋でも連れて行こうと、
軽トラに子供を乗せて、農協へ行った。
駄菓子屋のそばで子供を降ろして、
自分は出荷場で花が入った段ボールを降ろしたり、
伝票に記入したりして、
また駄菓子屋のそばへ行くと、
手に駄菓子が入ったビニール袋を持って、すでに子供が待っていた。
軽トラに乗せて家に向かう途中、
次男は、何のお菓子をいくら分買ったと、
嬉しそうに話していた。
「全部で90円買ったんだよ」
「サッカースクラッチが2つに、
カルパスが2つに・・・」
と、とても嬉しそうで、
聞いているこっちも、嬉しくなってくる。
「チョコが1つに・・・ん?・・・ん?・・・ん?」
嬉しそうに話していたのに、急に詰まってしまい、
頭の上に大きな「?」が浮かんでいるのが目に見えるほど、
混乱している様子。
どうやら、自分が買った駄菓子を報告しつつ、
合計金額の計算をしていたようで、
その合計金額が合わないことに気付いた模様。
駄菓子屋のおばちゃんから、「90円ね」
と言われて、100円を出し10円のお釣りを貰ったのだが、
袋の中身を改めて見てみると、合計は70円だと気付いたようで、
頭の中が大混乱したのだろう。
その混乱の様子が可笑しくて、爆笑しつつ、
「駄菓子屋のばばぁにぼったくられたか〜」
と言ってしまったのだが、
次男は予期せず20円を失ったことの混乱が収まっていないのか、
駄菓子屋のおばちゃんの計算ミスを責めることもせず、
「あー20円あれば、サッカースクラッチがあと2つ買えたなぁ」
と呑気なことを言っていて、さらに、
「あ!だったら店に戻って、サッカースクラッチを2つ買ってこよう」
と、混乱が混乱を呼んで、
20円の扱いが変な方向へ行ってしまった様子。
90円だと思っていたものが70円だと気付いたときの混乱した様子は、
最高でした。
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