何度も四国八十八箇所を巡礼するついでに四国の神社を次々参拝して主な神社の御朱印をほとんど拝受してきたつもりだったが、一箇所有力な神社が未参拝のまま残されていた。
それは香川県三豊市に鎮座する讃岐國の二ノ宮の大水上神社である。 讃岐國の二ノ宮と言うからには香川県では一ノ宮の田村神社に次ぐ二番目の神社と言う事になるが、恐らく知っている人はほとんどおるまい。(笑)
香川県の神社と言えば真っ先に浮かぶのは一ノ宮の田村神社ではなくて金刀比羅神社だろう。 それから田村神社、次いで高松総鎮守の岩清尾八幡宮、東かがわ市の白鳥神社、観音寺市の琴弾八幡宮と言った所が有名どころである。 大水上神社なんて誰も知らないし思い出しもしない。(自爆)
讃岐國の二ノ宮でありながら寂れてしまって忘れ去られつつある原因は良く分からないが、当然の事ながら御朱印もなかなか書いて貰えないらしい。 そんなんじゃ足も遠のいてしまうわな。
で、四国の神社の参拝も数を重ねて200社以上参拝してしまい、流石にもう参拝すべき所が少なくなって来たので前々から行こうと思っていた大水上神社を参拝した。 それも天長節ならば神社に人が詰めているだろうと思って参拝した。
田舎道を走っていると社標石と石鳥居が現れる。
鳥居をくぐってしばらく行くと二の鳥居が現れる。
さらに進むと随神門が現れる。
随神門をくぐると太鼓橋と三の鳥居が現れる。
三の鳥居をくぐると拝殿があり、その前に立派な灯籠が屋根付きで保存されている。
手水場
拝殿の扁額
境内の末社
拝殿の右奥に奥社へ続く石段がある。
石段を少し登ると左手に本殿と本殿の奥にご神体の磐座が鎮座している。
石段の行き着く先にご神体の磐座があり、割と大き目の祠と言うか奥社が鎮座していた。
石段を下りて戻る。
参拝を終えて社務所に行ってみると...どわ〜〜〜〜〜っ
何じゃこりゃ〜〜〜〜っ
社務所が開くのは月に四日だけ。 しかも一時間半しか開いていないとは
ほとんど社務所に人はいないと言うのは知っていたがこれほどとは...。
全くやる気が有るのか無いのか。 これでは御朱印拝受もままならない。 少なくとも天長節である本日も社務所は開かないと言う事らしい。
で、無念の退却をしようとしたら社務所に作業服姿の初老の人が歩いてやって来た。 その人に声をかけて「この神社は何時も人がいないのですか
」と聞いたら実はその神主には見えない姿の人がこの神社の宮司だった。(大自爆死)
宮司曰く「今日は社務所を開く日ではないが書き置きで良ければ御朱印を出す」との事。 御朱印帳に直書きして貰いたいのは山々だが、今日は社務所はやらずに作業に来ただけで忙しいそうだから嫌も応も無い。 有り難く書き置きを拝受した。
まぁ要するに御朱印などと言う面倒臭い事はしたくないようだ。 しかし讃岐國の二ノ宮と言う立場で社務所を閉めてお守りもお札も御朱印も出さないと突き放すのも憚られるので最低限ひと月に六時間だけ社務所を開いて対応しているらしい。(神罰必至
)
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