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2021年01月10日17:14

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21世紀の最新演奏のベートーヴェン交響曲を聴く

さて、今回はモリオバッハさんに御指南いただいて21世紀の最新のベートーヴェン演奏をCDで聴きました。21世紀に入りクラッシックはどう演奏されるべきか、一つの指標になったCDだと思いました。

ベートーヴェン交響曲7番、8番
指揮クリスティアン・ティーレマン
演奏ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2009年11月のライブ盤CDです。

届いたのは国内盤でプレスも日本です。Blu-spec CD2という技術が使われています。

Blu-spec CD2はブルーレイディスク製造技術をCD製造に転用したもので従来のジッター量の半分の低ジッターで再生できる技術です。今のところ日本国内盤で多いCDですね。

詳細説明はこちら
http://www.blu-speccd2.jp/

さて、マランツSA12で聴いてみました。

●Blu-spec CD2の音
ジッターが半分に減ったことで自然な音が得られています。国内盤はきつい音が多いのですがきつさは全く感じません。国内盤とは思えない聴きやすい音です。ライブ録音ですがホールの残響も適度に入っていて聴きやすいですね。腰の高い感じもなく雄大に音場が展開します。管楽器がきれいに分離して聴こえます。国内盤でこれだけ自然な音のCDが出ているということに少々驚きを感じました。

●演奏内容
ティーレマンは初めて聴いたのですが、一音一音非常に丁寧な演奏です。テンポは最近の演奏の中では遅い部類だと思います。最近チャカチャカ早い演奏が流行っていますがそれとは一線を画している感じです。遅くてノリが悪いという評価もネットで散見されます。自分はこれくらいが適度だと思います。
奇をてらわず丁寧かつ誠実な演奏内容は好感が持てました。指揮者の個性ではなく楽譜に乗っかている曲を正確に再現することに主眼を置いているように感じました。

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