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2021年01月27日20:05

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踊る火星探査調査団

今日は渋谷シネクイントで「ミッション・マンガル 崖っぷちの火星打ち上げ計画」を観てきました。

監督:ジャガン・シャクティ

配役(役名):アクシャイ・クマール(ラケーシュ・ダワン)、ビディヤ・バラン(タラ)、タープスィー・パンヌー(クリティカ)、ソーナークシー・シンハー(エカ)、シャルマン・ジョーシー(パルメーシュワル)、ニティヤー・メネン(ヴァルシャー)他。

アジア初の火星探査に成功したインドの調査団の実話を元に制作された作品です。

2010年、イントでロケットを打ち上げますが、1段目ロケットを分離する直前にトラブルが発生しロケットは軌道を外れた為、責任者のラケーシュはロケットを自爆させます。
ラケーシュと軌道計算を担当していたタラは火星探査プロジェクトに異動になります。
火星探査プロジェクトは予算が少なく、宇宙開発事業団のISROもあまりやる気がないプロジェクトでした。
タラは月までしか行けない観型のロケットで火星まで探査機を燃料を節約しながら運ぶという困難な挑戦にラケーシュと挑む事になり、様々なセクションの専門家スタッフを集めます。

政府は予算不足を理由に火星探査延期の方針を伝えてきますが、中国が火星探査を失敗したニュースを目にしたラケーシュは上層部を説得し火星探査計画再開に漕ぎつけます。
予算内に収める為、小型のロケットに積み込む探査機を軽量小型にしなければならず、廃プラスチックとアルミを混ぜた軽い材質で本体を作り、構造をコンパクト化し、通信用アンテナは形状記憶型の繊維を用い、更に中断していた月探査用機器を流用することで探査機とロケットを用意します。

打ち上げ予定日が決まったものの、荒天が続き、打ち上げ可能な最終日を迎えますが、この日も荒天でラケーシュは打ち上げを断念し、一旦はスタッフを解散したものの、奇跡的に天候が回復し、スタッフを再集結させて打ち上げに成功します。
大気圏を離脱し探査機は地球の周回軌道を徐々に広げて遠心力を増してゆきますが、エンジントラブルが起こり6日の遅れが出たものの太陽風放射による加速を得て遅れを取り戻し火星の周回軌道に乗ります。
火星の裏側に回っている間の24分間、通信が途絶え管制室は異様な空気に飲み込まれますが、通信が回復し無事が確認されると管制室は歓喜に湧きます。
エンドロールでは実際のプロジェクトに参加した人々が紹介されます。

インドの宇宙開発物語で、予算が乏しい中で創意工夫によりプロジェクトを成功させた人たちの栄誉を称えた作品です。
成功か失敗かの瀬戸際の緊張感と成功した時の高揚感は現実の打ち上げシーンを見ているようでした。
こういう作品においてもインド映画にはなくてはならないダンスシーンはやっぱりありました。

公式サイトURL
https://m-mangal.com
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