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2021年02月02日12:50

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小説「流人道中記 上」浅田次郎

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あらすじ
万延元年(1860年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の所領安堵と引き替えに切腹を言い渡す。
だがこの男の答えは一つ。
「痛えからいやだ」。
玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた一九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。
口も態度も悪いろくでなしの玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々は、その優しさに満ちた機転に救われてゆく。
この男、一体何者なのか。そして男が犯した本当の罪とは?

流人と押送人の関係性が面白い。
僕は愛する妻と離れ離れに、そして流人と共に旅立つ――。
流人の青山ってちゃらんぽらんに見えて、実はしっかり者?と思わずにはいられなかった。
一方、石川乙次郎の方はというと、融通が利かない堅物人間で、この2人が一緒に旅するから、面白くないわけがない!
念願の仇討の相手が見つかり、風雲急を告げる展開は下巻に続く――。
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