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2020年09月30日15:37

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落語覚書/第三十回亀戸寄席 春風亭一朝・一之輔親子会

9月26日(土)17時半開演@亀戸香取神社参集殿

貫いち「桃太郎」
一朝「目黒のさんま」
一之輔「竹の水仙」
仲入り
一之輔「唖の釣り」
一朝「淀五郎」

人気の師弟なので小雨にも関わらず、開場前から沢山の人が境内に。
席数も間隔をあけつつ130?ぐらいあっただろうか。


●貫いち「桃太郎」
一之輔の4番目のお弟子。見たことあったかなぁ。
前座らしく元気よく、ちゃんと根多を繰っている感じ。


●一朝「目黒のさんま」
一朝さんが出てきたのでビックリ!
この会で何席演るのかなぁ、この後一之輔、仲入り、一之輔?
まさか2席ずつの4席…?!

後ろの席の人が本気で話していたが「本当の親子ですか?って聞かれることがある」と。
「実の息子よりよっぽど可愛いですけどね」って、一之輔愛されてますな。
忘れかけてた頃に「いっちょう懸命、がんばります」といつものクスグリから
「目黒のさんま」。暑かったのに、もうそんな季節かぁ…。
秋になると多くなる噺の一つ。いろんなところで聴くのでそんなに好きでもない噺。。
と思っていたら、一朝さんの軽妙で気楽な調子とイイ声で、力が入らず面白い!
ああ、「目黒のさんま」ってこう演る噺だったのね〜♪


●一之輔「竹の水仙」
「落語(に登場する人)はおかしな人間ばっかりですな」と師匠の人間描写を
可笑しむ一之輔。「師匠みたいになりたくて。でも芸もちっとも近づけない…。」
さらっと言う中に、こちらもまた師匠への愛情返し♡

「名人は上手の坂をひと登り」からの言い立てのテンポの良さよ。
得意の弾けた感じではなく、抑え気味のクスグリ感。
やりすぎると甚五郎の凄さも誇張表現に感じてしまうからかな?
それでいて友達同士みたいな宿屋亭主と客の会話で十分爆笑なんだけど。


●一之輔「唖の釣り」
「この後をお目当てに」って…2席ずつ演るじゃん!
トリ前の軽い感じで、最後は得意の顔芸?


●一朝「淀五郎」
お芝居のマクラから、蛙茶番かな?と思っていたら本物の方。
芝居の知識がほとんどなくて落語で知ったくらいなので、正直良さがよくわからない。。
昔の人は、お芝居が数少ない庶民の娯楽の一部として定着していたので「芝居噺」
というジャンルが落語の中にも定着したのだろう。
『忠臣蔵』自体が芝居演出となって、それを落語演出で聴かせるのだから
これは聴く方はもちろん、演る方には歌舞伎の知識と演技力が問われる難しい噺だ。


終わってみると、実に聴きごたえのある4席(前座入れると5席)だった。
これって、大きなホールでやる規模の親子会だったんじゃ??
時間も予想を超えた長さで、ずいぶん得した気分♪
何しろ三十回記念ですからね〜。
これからも四十回、五十回と目玉の番組を引っさげて続いてほしいものです!

次回は来年2月、出演者は未定だそうです。
次は久々にチケット取りに並ばないとなぁ〜。。。


※写真は貫いちくんが師匠の出番の時にバラバラにしてしまっためくり。
一朝さんの文字も綺麗だわ〜♪これ、ホントに筆で書いてます?



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