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2020年10月26日00:26

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「氷川きよしコンサートツアー2020」(フェスティバルホール)10/18

2/2デビュー記念日の中野サンプラザを最後に、8か月ぶりに再開されたコンサートツアー。あの日はまさかそこで途切れてしまうなんて思ってもみなかった。ステージのオープニング用のお花の幕を見たとき、あの日と同じ、コンサートツアーのステージの風景に、やっと止まっていた時が動き出したような、そんな気持ちになりました。1席空けの市松模様の座席に掛け声なしの客席で、前の通りではないけれど、こうして再び動き出せることが嬉しくて。明治座の1か月公演はあったけれど、その中のコンサートとはまた違った思いがツアーにはあるし、明治座とは明らかに違った響きの拍手の厚み。フェスティバルホールの客席ってほんとに音の響きが良くて3階で見たときは下から湧き上がってくるような拍手、1階で見たら上から降り注ぐような拍手が、空間全部を包み込むようで、それを一心に受け止めるステージ上のきーさんの気持ちはいかばかりか。そりゃ、昼の部の最初のご挨拶でうっかり感極まっちゃいますよね。やっぱりコンサートって彼のあるべき場所というか、まるごと氷川きよしをありのまま表現できる場って気がします。だから、ステージ上にバンドの皆さんがいて後ろを守ってくれるようで、その中にきーさんがいて、最高の歌声。あるべき場所にあるべきものが戻ってきた、そんな感じ。
コンサートの内容も、こんな状況だからどうなることかと思っていましたが、2月に見たのとそんなに変わらず、2番抜いたりとかで多少短縮されているところもあったように思うけれど、それでも2時間ちょっとぶっ通しで駆け抜けてくれました。同じだからこそ、際立ったのは、きーさんの進化っぷり。この8か月は彼にとってはブランクでもなんでもなくて、立ち止まることなくずっと前に進み続けていたんだなあと。自分を見つめなおしたり、これから何をどうやって表現していくかとか、そんなことを考えてたんですね。そして久しぶりだからっていうのもあるかもしれませんが、歌うごとにどんどん感情があふれすぎていくようで、きーさんがとにかく熱かった。
後半のポップスロックのパート、パピヨンのアルバムから聴けるといいなとは思っていましたが、「確信」が来るかと思ってたところに、突然の「不思議の国」だったので、イントロからなんだかよその国に迷い込んだようなリアル不思議の国な気持ちになりました(笑)。赤のニーハイブーツが眩しい。
衣装はだいたい2月のままだけど、このロックパートが紅白の衣装からクリコンの赤エナメルに変わっていたのと、「母」のブルーの衣装がシャツまでオールブルーになっていて、このスタイルもとっても素敵でした。しかし今年のツアー用の衣装、ほとんど見ることができないままでしたね。残念。残念というと、ツアーで1年歌いこんでいくごとにちょっとずつ変わっていったりするのを見ていくのが常で、時々大化けしたりする曲があったりするのが面白かったりするので、言っても詮無いことながら、8か月の失われた時が本当に惜しい。来年に延期されたコンサートはもう別のものですから。
アンコールの「歌は我が命」ひばりさんの曲ですけど、きーさんの歌の道につながるようなものがありますね。3階で「あなた!」の指差しがヒットして腰抜かしました(笑)。夜の部ではちょっと感極まってましたね。
これで私のコンサートツアーはラスト。やっぱり足りない!足りないけど、でも、中野と大阪と、中断の前と後を見られたのは幸運でした。久しぶりに2時間たっぷりを昼夜ときーさんの歌声を堪能できて、幸せな時間でした。まだまだ幕を開けるだけでも大変な世の中ですけど、こうして少しずつでも戻っていけると良いなと心から思います。



♪それぞれの花のように
♪天地人

♪最上の船頭
♪ちょいときまぐれ渡り鳥
♪大井追っかけ音次郎
♪箱根八里の半次郎

♪母
♪黄金岬
♪見送り駅
♪笑おうじゃないか
♪きよしのズンドコ節

♪一剣
♪浪曲一代
♪白雲の城

♪不思議の国
♪限界突破×サバイバー

♪碧し
♪Never give up
♪ボヘミアン・ラプソディー

♪歌は我が命
♪大丈夫
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