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2020年10月01日20:18

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今夜の月も、30年前の月も…。

今日は中秋の名月…お月様がとぉってもきれいです。
月を見ていると、今から30年前の秋のこと、ある小説家との出会いを思い出します。
きっかけは忘れましたが、小説家(名前をKさんとしておきます)、がうちにお泊りに来てくれました。
その夜はKさんを囲んでみんなで大宴会。
さんざん飲んだ挙句、酔い覚ましにと私と義姉とKさんとで夜の散歩に出かけました。
義姉は独り言を言いながら私たちの前を千鳥足で歩いていました。
私とKさんはそれぞれに好きな本の話で盛り上がってました。
Kさんが私に。
「同じ作家の本より、時にはちがうジャンルやちがう作家の本も読んだ方がいいよ」とか言ってました。
後に、彼のお薦め本を、私にも楽に読むことができるようにと、拡大印刷した物を数冊送ってくれました。今も私にとっての宝物です。
本の話をしているうちに私たち3人は扇が浜に着きました。
義姉は大声で歌を歌いながら浜辺をうろうろ。
私とKさんは砂浜に座り、秋の夜空に浮かぶお月様を見ていました。
あの時のお月様も今夜のお月様のようにとてもきれいでした。
月を見ながらKさんと内容は忘れましたが、色々な話をしました。
話の合間にふふと目を上げるとお月様がない?私が。
「つきが沈みましたね」と言うとKさんが。
「うん、そうだね、月が落ちたね」…そうなんだ、月は落ちるって言うんだ。
あの時のKさんの静かな声は今も覚えてます。
お月様を見ているうちに思わず義姉に電話をし、Kさんとの思い出を共有しちゃいました。
Kさん、今もお元気でご活躍でしょうか?




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