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2020年10月16日19:54

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七種山・七種槍 / スリリングな岩稜の縦走路

岩稜帯のスリリングな尾根歩きが楽しめるというので、姫路は福崎の七種山(なぐさやま)へ行ってきた。
堺から約2時間、加西SAで朝メシを食って登山口の福崎青少年野外活動センターへ。
登山者用の駐車場に車を停め、装備を整える。ここでトレッキンググローブを忘れて来るという痛恨のミス発覚。ザレた急坂の下りなど、グローブがあれば捗ったであろう場所が多くあり、これはなかなかの失敗であった。

まずは七種山を目指して進む。最初は約1時間の林道歩き。不気味な謎のハロウィン人形が出迎えてくれたり、沢ガニが出てきたりと飽きさせない。

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30分で作門寺の山門に到着、それから20分で七種神社の鳥居と太鼓橋に到着。

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鳥居と太鼓橋を振り返る。

そこからいよいよ本格的な山道が始まる。のっけからまあまあの急登。ちょっと登ると七種神社に到着。

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七種滝の展望台があるが、水量が少なく迫力は今ひとつ。72mと落差は申し分ないので、雨の直後など水量がある時は見応えがあるのかも知れない。

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そこからさらにロープのかかる岩場など急登を登ること約45分、七種山(683m)に到着。山頂の展望はそれほどはなく、手前にある展望台からの方が眺めはよい。
山頂から少しロープのかかる岩場を下るとつなぎ岩という岩がある。山の本体との間に狭いがパックリと深いクラックが走っている。下の方でつながっているのだろうが、ちょっと向こう側に乗ってみる勇気は出ない。弘法大師はこの岩の上で修業したんだそうな。どうかしてるぜ!!

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一体いかなる生育過程を経てこのようなヘンテコリンな形になでたのだろうか?

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標識に従って七種槍を目指す。しばらく下ると分岐があり、右へ行くと七種槍、左を選ぶと薬師峰への縦走路らしい。七種山、七種槍とともに「七種三山」の一角をなすが、その縦走路は七種槍以上にタフなコースらしい。ここは大人しく右へ。
とはいえこちらもなかなかの健脚向けコースであり、ザレた滑りやすい急坂の下りや、シダの生い茂る藪漕ぎなどまあまあ難儀する。

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七種山から1時間45分、この急な岩場を登りきれば・・・。

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11:45、七種槍(577m)に到着。展望はそれほどなく、狭いスペースではあるが、適度に木陰があって気持ちの良い山頂である。ここで昼メシを摂ることにした。

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昼メシは加西SAで買った柿の葉寿司と塩むすび。

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ここからがこのコースのハイライト。展望のよい岩稜帯の稜線歩きとなる。

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山の向こうに福崎や市川の町、右下にゴールの田口奥池を見ながら尾根を進んでいく。

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岩場の連続する尾根道はアルペンムードたっぷり。これは楽しい。

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岩の痩せ尾根や、崖っぷちのクサリ場のトラバースなどを経て歩いていく。遠くに見えていた田口奥池が徐々に近づいてきて、送電鉄塔の下をくぐってひと登りすると野外活動センターへの下山路がある。

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お約束構図。

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歩いてきた山々。左奥が七種山、右が七種槍。

下山路もまた結構な急坂で、さらにザレているためにとても滑りやすい。ここまでの長時間&タフなルートの突破により体力は激しく消耗しており、集中力も切れかかっている。幾度も足を滑らせ、もう少しで底に着くというところで激しくスッテンコロリした。一瞬宙に浮くほどの転倒だったにもかかわらずそれほど尻もどこも打たなかった。おやラッキーと思って手に持ったストックを見ると、左のストックがグニャリと曲がってしまっていた。あ〜あ〜、これはもうダメそうだ。ションボリしているとひるねが「田中陽希みたいに手の骨折らんでよかったやん」とのこと。そうか。ストックは身代わりとなってくれたのだ。ありがとうストック。
家に帰ってから、ヒュッテ大槍で購入した槍穂の稜線を模ったキーホルダーをザックに付けていたのが外れてどっかいってるのを発見した時はちょっとマジ凹みしたが。

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曲がったストックを突きながら14:30に野外活動センターに戻ってくる。疲れたけど楽しかった。下山後はそこから車で30分ほどのところにあるかさがた温泉せせらぎ館に汗を流しに行く。
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