19020904 NO4136 日本人殺傷被害賠償問題についての奏請要求書
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009_0010_0300 駐韓日本公使館記録 9巻 一. 本邦人被害に関する件 参•四 (30) [日本人殺傷被害賠償問題についての奏請要求書]
文書題目 (30) [日本人殺傷被害賠償問題についての奏請要求書]
文書番号
発信日 明治三十五年九月四日 ( 1902年 09月 04日 )
発信者 公使 林 （在韓 特命全権公使 林権助）
受信者 （＊姜錫鎬）
(30) [日本人殺傷被害賠償問題についての奏請要求書]
姜錫鎬ニ致ス
敬啓者�鯤鎖叔�貴国各地에셔暴徒蜂起時에殺害를만��셔致傷�鯤惜�人의対야生命身体에関�鯊山俺眛�貨十四万六千円과財産에関�鯊山俺眛�貨九万七千百四十六円四十一銭九厘合計二十四万三千百四十六円四十一銭九厘의要求案은当時駐箚小村公使及加藤公使가提議고小弟到任後에도二参回公文公函 及面談으로外部当局者에게로交渉되至于今一語半句라도貴政府가小弟로論議시��일이無옵���是�鯢�竟貴政府財政上状況이該案妥帖에不使이有신듯옵키에小弟該案을急迫을셥々히아옵고来到今日옵더니幾月如流야이믜七個星霜을経옵고其間被害者와遺族들이至極키窮境에沈淪은一々히登記치못옵고一見酸鼻오니漸々弊国民一般의同情을惹起얏슨즉至于今야�鮑＾�을高閣의束放치못�鮹篭�에至지라蓋当時의惨況을聞고現今被害者와其遺族의困状을観면何如케冷情強意者라도滴涙가無슈업�鮖�인故ㅣ라万一此案을今後에다시延施심을為計則貴政府�鯲捷�의友誼을각아니사��거시요
陛下仁慈의엇더지小弟의격졍��바라特키寔前의莫大慶節을挙行시���当야這般至極키可憐外国人을不顧시��거슨理로論와도情으로言와도至当치아니올듯오此次另付存録을崔署理에게伝고説明을細々히얏오나此案은必竟両国의小事가아니오니大監도此意를洞悉옵시고機会를보시고内奏옵시고因야
陛下聖徳을日月��치発揚심은亦是大監의責任이아니리요為此専函
照諒為荷順頌 台祉
明治三十五年九月四日
林 公使
(30) [日本人殺傷被害賠償問題についての奏請要求書]
姜錫鎬に送る
申し上げます。1896年貴国各地で暴徒が蜂起した時に殺害され傷害を受けた我が国の人間に対し生命と身体に対する損害金、日貨 十四万六千円と財産に関する損害・日貨九万 七千百四十六円四十一銭九厘、合計二十四万三千百四十六円四十一銭九厘の要求案は当時駐在していた小村公使と加藤公使が提議し、私が赴任したあとにも二〜三回の公文及び面談にて外部当局者と交渉しました。
にもかかわらずいまだに一言半句も貴政府が私と話し合うことがないのだが、これは結局のところ貴政府の財政状況が該当案を妥結するに際して思い通りにならない状況があるからのように見受けられ、私もまたこの案を督促することを遺憾に思い現在に至っているが、歳月は水のように流れ早くも七年が過ぎました。
この間被害者と遺家族たちがひどい困窮に陥っていることは一々すべてを話すことは出来ず見るも無残なことこの上なく、次第に我が国民一般の同情を呼び、今はこの案を放置できないところに至ってしまいました。
思うに当時の惨状を聞き今被害者と遺家族たちの困窮を見ると、どんなに冷淡で強靭な者とは言え涙を流さずにはおれないことであるので、万一この案を今後また遅延させるなら貴政府は両国の友誼を考えないということで、陛下の慈愛に満ちた聖徳にもしかして傷が付くのではないかと心配する所です。
特に今後莫大な慶祝節を挙行しようというこの時に当たり、先般のこの上なく哀れな外国人を保護しないことは道理としても情の上でも当然とは言えないでしょう。
ここに「別録」を添付して崔・署理に伝え詳細に説明しましたので、この案は結局両国にとって小事ではないと大官におかれてもその意を御洞察頂き機会を見て内奏しこれをもって陛下の聖徳が日月のように発揚されるようやはり大官の責任ではありませんか。
このためにこの書簡を差し上げ照諒なさることを願い恩恵を受けたいと思います。
1902年 9月 4日
林 公使
〈＊尾上敏子 韓国語訳から和訳〉
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