mixiユーザー(id:14921690)

2020年08月28日05:31

79 view

また会う日まで

倒れかけた。
日頃の睡眠負債がたたったのであろうか一昨日は寝坊してしまっただけでなく日中5時間一度も起きずに気絶の昼寝をしてしまい、昨日もまた寝坊してしまったのでつまりは二日続けて家内に早起きさせて洗濯物干しをさせてしまい申し訳ないことをした。その間SNSにはさすがに手を付けられなかったが炊事だけはちゃんとした。今朝は3時前に起きられた。
くれぐれも寝不足のため込みには注意したい。してたはずなんだけどなあ(-_-;)。

別れが来た。こちらである。

フォト

暗いのと撮影が下手なのとで見づらいことをご容赦願いたい。これは飼育箱の上から撮影したオスのカブトムシである。
実はひと月ほど前からであろうか我が家でひそかに飼っていた。
次女ともみが保育園のお友だちのHちゃんというお人形みたいにかわいい子からこのカブトムシをいきなり譲り受けたのである。どこぞの自然公園の虫獲りイベントでたくさん捕獲してきたもののおすそ分けのようであった。

虫は苦手のはずのともみはこれに歓喜した。なので同じく虫嫌いの僕が嫌な顔をするわけにもいかないので飼うことに協力した。小さなカゴ入りで贈られてきたので翌日百均と町内になぜかある昆虫専門店をはしごして飼育箱、土、小枝、ふと枝、枯葉、カブトムシ用のゼリー餌などを調達したかような箱入りにしたのである。箱は専門店で千円程度で買い、他はみな百均で購入した。いまどきこういった季節ものも百均で買えるのがありがたい。

フォト

コバエ侵入防止フィルター付きのフタ付きの箱であったが、毎日数匹コバエが餌のゼリーを求めて侵入してきた。家内がこまめに追い払っていた。

虫にともみが命名したのは「かぶとちゃん」であった。当初名前を募集していたので僕が「兜甲児(かぶとこうじ)」とほざいたところ、何それ?と家内とともみに鼻で笑われてしまった。くそ、君たちあの名作を知らないのか?

フォト フォト

カブトムシは周知のごとく夏の虫の代表ながら、実は暑いの苦手だそうなので、玄関に住まわせていた彼を煮やしてはならぬということで玄関にも冷房が回るように通路ドアを開放してエアコンを稼働させていたので、この夏の電気代の請求が今から怖いのであった。

かぶとちゃんが元気にゼリーを食べているさまや、がさごそと動いているさまにともみは喜んだ。やはり生き物を飼うというのは知育によいのであろうなと思わされた。
僕が子どもの頃のカブトムシの餌といえばすいかの切れ端だったりしたが、あれを食うとカブトはどうも下痢をするらしいのでご法度であることを今回知った。虫飼いも経年とともに進化しているのを知った。

かぶとちゃんは時折よく地中にもぐっていた。これまた子どもの頃にカブトを飼っていた時には土など敷いていなかったりしたので彼らの生態をちと知った。過日もっと大事に育ててあげればよかったと後悔した。

途中小枝にカビが生えたりしたので枝と土を全取り換えもした。かくも手塩にかけて育てたつもりであったが、かぶとちゃんは一昨日からついぞ動かなくなり、とうとうお亡くなりになってしまった。

ともみはそれ知って泣くかと思ったが泣かずに事実を受け容れていた。昨日かぶとをくれたお友だちにかぶとちゃんの死を伝えたところ、彼女もすんなり受け容れてくれたようであった。

そして昨夕家内とともみとで団地に隣接する公園に行き、不法投棄になるのであるが公園の隅にかぶとちゃんをこっそり埋葬してきたのであった。家庭ごみと一緒に出すのははばかられるというので家内がちょっとだけ蛮勇を出しての公園での埋葬であった。

家内によるとネット検索によれば、いまどきのペット埋葬業者はこういった昆虫の火葬も請け負うのだそうだ。葬儀キットを先方から送ってきて、指示どおりに虫の亡骸を梱包して送り返すとあちらで火葬してくれるのだそうである。虫一匹の弔いでいくらかかるのであろうか家内に訊いたが、そこまでは分からないとあった。虫だけにたぶん数万円くらいムシり取るのであろう。

そんなこんなのひと夏のかぶとちゃんの飼育の顛末である。僕はというと彼の亡骸にいちおう手を合わせた。短い間であったもののともみを喜ばせてくれて感謝した。一抹の寂しさがよぎった。虫の小さな命であれ一時は「同居」していたのだ。そりゃあ寂しくはなるのである。だから僕は生き物を飼うのはちと嫌なのである。実家での愛猫との別れは僕が小学生の時だ。あの時の悲しさはいまも忘れ難い。

ともみの本心はどうであろうか。これでまたひとつ小さな胸は成長してくれたであろうか。いずれかぶとちゃん、ありがとうの(´;ω;`)ウゥゥ。
ちなみに今日の日記のタイトルはずばりこちらからの引用だ。

フォト

今月初めから愛読A日新聞で連載が始まった新聞小説のタイトルだ。あの池澤夏樹先生の作品とあり読み始めている。海軍とは違った「水路部」で精励した軍人の生涯の物語である。時代が時代だけに読んでいてちょっともの悲しくも格調がありなかなかにじんとくる。この先が楽しみだ。数日前には昭和天皇も出てきており面白いのである。

こちら横浜ももう少し残暑が続くらしく、猛暑日に近い気温が来週月曜日まで続くというではないか。ひからびちまうよなあ(-_-;)。
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する