コロナ、ヤマネコ論　の雑感

バセッティ教授 「どう猛な虎からヤマネコに変わった」 「ワクチンに頼らずにウイルスが消滅することは十分あり得る」
http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-63071.html

このバセッティ教授は『（コロナの脅威度は）トラからヤマネコになった』と言うのだけれども、ヤマネコというのは　かなり意味の広い言葉。もし「野生の非大型ネコ科動物」という意味でとるのなら、そこにはピューマも含まれることになる。『トラではなくピューマだから安心しろ』とか言われても、ちっとも安心できないよなと。

バセッティ教授は、かなり以前から「コロナの脅威は去った」と主張している人物で、６月にも「もはやコロナは脅威ではないから　セリエＡに観客を入れるべき」というコメントがニュースになっている。

イタリアのウイルス学者が持論を展開「セリエAで観客を動員できる」（2020.06.03）
https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=375623

バセッティ教授の主張の根拠は、「自分のところに運ばれてくる患者が、死ななくなったから」。その昔、矢追純一が「自分はカラスの死体をみたことがない→カラスには死体が存在しない→カラスは死後に対消滅している」というトンデモ理論を唱えたものだけれども、バセッティ教授の主張は　かつて矢追純一を思い出してしまうなと。

「バセッティ教授は、コロナ治療の最前線で活躍した人物なので信用できる」とは言うのだけれども、逆に最前線で地獄を見すぎて、感覚が狂ってしまったのではないかなと　思わないでもない。