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2020年07月11日11:12

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交響曲第4番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
交響曲第4番変ロ長調作品60
カール・シューリヒト指揮
パリ音楽院管弦楽団


かんち自身の解説

ベト4に解説など要るのか?という感じはありますが、第3番と第5番という二つの巨大な名曲に挟まれている作品ですが、それを称して「2人の北欧神話の巨人(第3番と第5番のこと)の間にはさまれたギリシアの乙女」(シューマン)とも言われますが、私としては「この作品の持つ気品は『乙女』のものでも『ギリシア』のものでもなく、巨人が素晴らしい身軽さと滑らかさで気楽な体操をこなしているときのものなのだ。ベートーヴェンの創造物には、鋼のような筋肉が隠されている」(ロバート・シンプソン)のほうが適切かなあって思っています。それを明確に示したのが、カルロス・クライバーだと思うのですが、それはもうベト・マラソンで使ってしまいました。ですので、それに近いシューリヒト指揮パリ音楽院管の演奏を今回は採用しました。まさに筋肉質な、生命讃歌だと思うのですが、皆様はどう聴かれますでしょうか。

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交響曲第4番変ロ長調 作品60は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの作曲した4作目の交響曲。

スケッチ帳の紛失のため正確な作曲時期は不明だが、1806年夏ごろから本格的な作曲が始められている。この年はラズモフスキー四重奏曲集、ピアノ協奏曲第4番、ヴァイオリン協奏曲、オペラ《レオノーレ》第2稿などが作曲されたベートーヴェンの創作意欲が旺盛な時期であり、この作品も比較的短期間に仕上げられている。10月中には作品が完成し、献呈先のオッペルスドルフ伯爵(英語版)に総譜が渡されたと考えられている。

ベートーヴェンの交響曲の中では古典的な均整の際立つ作品で、ロベルト・シューマンは、「2人の北欧神話の巨人(第3番と第5番のこと)の間にはさまれたギリシアの乙女」と例えたと伝えられている。また、エクトル・ベルリオーズは「スコアの全体的な性格は生き生きとしていて、きびきびとして陽気で、この上ない優しさを持っている」と評した。しかし、そのようなイメージとは異なった力強い演奏がなされる例もあり、ロバート・シンプソンは「この作品の持つ気品は『乙女』のものでも『ギリシア』のものでもなく、巨人が素晴らしい身軽さと滑らかさで気楽な体操をこなしているときのものなのだ。ベートーヴェンの創造物には、鋼のような筋肉が隠されている」と述べている。

1807年3月、ロプコヴィツ侯爵邸で開かれた私的演奏会で、ベートーヴェンの指揮によって初演された。なお、同じ演奏会で『コリオラン』序曲とピアノ協奏曲第4番も初演されている。公開初演は1807年11月15日にブルク劇場で行われた慈善演奏会において、やはりベートーヴェンの指揮で行われた。
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