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2020年05月10日15:13

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文化     [原爆の図丸木美術館」がコロナ禍による休館で存続の危機・緊急募金を呼びかけ―「次の世代に『原爆の図』のある美術館をつなぐ支援を」

 日刊ベリタ記事の転載です。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202005091400276





2020年05月09日14時00分掲載  無料記事  印刷用
文化
[原爆の図丸木美術館」がコロナ禍による休館で存続の危機・緊急募金を呼びかけ―「次の世代に『原爆の図』のある美術館をつなぐ支援を」

 丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」を所蔵・展示する原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市)が、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で4月9日から休館を余儀なくされ、「先が見通せない状況、これまでになかった危機に直面している」ことから、「危機を乗り越え、ここにくれば『原爆の図』がみられる場として存続しつづけるための支援」緊急募金を呼びかけている。(山崎芳彦)

 同美術館によると、外出自粛要請により2020年3月頃から入館者が減少し、4月9日には臨時休館せざるをしなければならなくなり大切な収入源である入館料が全くなくなり、また3月以降に予定されていた学校などの団体来館、美術館でのイベント、館外巡回展も次々とキャンセルされていて大きな助成金がない丸木美術館の運営が極めて厳しい危機的な状況に直面している。同美術館は、この「危機」を、緊急募金を通して丸木美術館についてもっと多くの人に知ってもらう「機会」にしたいともしている。

 同美術館の学芸員の岡村幸宣氏は、呼びかけに当たって次のメッセージを発表している。
 「人と人とがつながり、助け合う。同じ場所を共有して、同じものを見て語り合う。そんな社会の基本が断たれてしまう日々の中で、丸木美術館という、無数の人々が支えてきた『場』の意味を考えています。歴史をさかのぼれば、平和な世の爛熟だけでなく、厳しい時代にあっても人は表現を手放さなかったことがわかります。人間の心をえぐるような痛みや、鋭い社会批評を通して世界の本質に近づくことも、文化の大切な役割です。よろこびも、かなしみも、生きるための力になります。現在、より厳しい状況に直面している方々も多い状況の中で、支援の声をあげることへのためらいもあるのですが、次の世代に『原爆の図』のある美術館をつなぐため、まずはお気持ちを持ってくださる方との連携を大切にしていきたいと思います。どうぞご協力をよろしくお願いいたします。」

 「臨時休館中の丸木美術館を支えてください/原爆の図丸木美術館」のサイトは、
https://congrant.com/project/marukigallery/1587



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