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2020年05月04日10:42

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5月4日(月) #2021 ウイルスと菌(細菌)



おはようございます。木下藤吉郎です。


今から70年前の1950年(昭和25年)の今日、生活保護法が公布、施行されました。

■生活保護法(◆昭和25年05月04日法律第144号)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=82048000&dataType=0&pageNo=1


また、今から140年前の1880年(明治13年)の今日は、建築家のブルーノ・タウト( Bruno Julius Florian Taut )氏の生まれた日です。
※1938年(昭和13年)12月24日没。58歳。

■画帖 桂離宮 - 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b263433.html
























5月4日 月曜日

※ 今回は情勢の話を前置きのつもりで書き出してみた結果、それだけで超長文になってしまいました(>_<) 本題を読まれたい方は■が羅列した箇所まで飛ばしてください。

新しい一週間が始まりました。今週は運送業の手伝いが仕事である私も「働き方改革」によってか大型連休を頂き、今週いっぱいのみお休みを頂いております。しかしながら、こんなコメントは既に外出自粛要請のために心身ともに疲弊しつつある皆様方において、癇に障らないだろうかという気も致します(>_<)

無理もない話です。これまでの治療薬が効かない「新型」のウイルスが中国・武漢地域で出現したとのニュースが出たのが今年の頭ごろであり、2月の後半にはヨーロッパやアメリカ大陸、日本などにも感染者が発生し、3月になるとパンデミック(世界規模での大流行)に至ったとの発令が出され、日本国内でも4月に緊急事態宣言が発出、それからはほぼ買い物や散歩などの必要最低限のものを除いては「外出の自由」「移動の自由」が許されない事態が続いているわけですから。

5月6日を緊急事態宣言の期限としていましたが、医療崩壊同然の事態に、政府は宣言を5月31日まで延ばす旨を示したそうで、さらに国民の怒りと不安は激増の恐れがあります。

こうなりますと、私たちに必要となってまいりますのは、正しい知識と、冷静さ、そして何より「人を叩かない事」にあると思っております。

「人を叩く」つまり「人のせいにする」事は、非常に楽な事であり、ストレスや不安からの解放にはかなり有効な手段ですが、これはけっきょく「一時しのぎ」に過ぎず、なにより「叩かれた人」にとっては萎縮し、自殺に追い込まれる危険に陥れる事にもなりかねないため、言ってしまえば「間接的な殺人行為」と言っても過言ではなく、「人を叩く」のは「戦争」や「紛争」の種にすらなりかねない非常に恐ろしいものです。

人を叩かないように済ませるには、私たち自身が正しい知識を身につける事が何よりも重要です。それは、ニュースや新聞の記事を鵜呑みにするのではなく、小中学校で学んだはずの基礎知識を復習する事にあると私は思います。なぜならば、その基礎知識は時代が変わっても普遍的で必要性が変わらず、生きていく上で重要なものである筈だからです。何千年と経とうとたし算や引き算のルールは万国共通で変わらないというのがわかりやすい例と言えましょう。

というわけで非常に長い前置きになりましたが、今回は打つための時間が十二分にありますから、このままようやくの本題に進んでいきたいと思います。

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私たちが病気になってしまう原因の大方は、ウイルスや細菌と言われています。

細菌が原因で発症する病気は、結核、ペストが代表的なものであり、水虫や食中毒もカビや大腸菌などが原因なのでそれらの一つと言えましょう。

ウイルスはどうかと申しますと、風邪、インフルエンザ、おたふく風邪(ムンプス)、麻疹(はしか)などが代表的なものになります。野口英世さんが研究に乗り出すも根本的な解決に至れなかった黄熱病や、現在、唯一根絶に成功した感染症で、かつて世界的規模で流行し発症者の5人に1人は命を失ったという天然痘もウイルス性感染症でした。

実は、細菌とウイルスには大きな違いがあるというのを、皆さんはご存じでしょうか? 細菌とウイルスはついつい一緒くたに考えがちですが、実は細菌(菌類)とウイルスには大きく違う点があり、それが定義と言って過言ではありません。

細菌は、「自分の細胞」を持っており、近くに栄養源となるものがあれば自力で取り入れ、分裂し繁殖する事ができます。例えばカビは、石鹸に含まれる成分に栄養源となるものがあり、風呂上がりの際に飛散した石鹸の泡を落とすのを怠りますと、風呂場の壁や床のタイルが一気にカビだらけになってしまいます。

ただ、細菌は「生き物」の一種とされ、感染・発症しても抗生物質やワクチンが効くものが多いと言われています。典型的な例が結核のワクチン、BCGです。ペストも北里柴三郎氏によって細菌が発見された事でワクチンや治療薬が開発され、治療が可能となっています(但し浄水の整備が不全である地域を中心に、ペストの終息が見えない所はあるため、根絶はできていない)。

しかし、細菌が完全に死滅しなくとも体感上は「治った」と感じるケースは少なくないですが、そこで薬の服用をやめると、残った細菌が変異して、服用していた薬が効かなくなる「薬物耐性菌」になってしまいかねません。そうなりますと最初より悪化しやすくなり、死を待つのみとなる恐れもあります。医師から処方された抗生物質は必ず最後まで用方・用量を守って服用し、医師からのゴーサインが出るまでは服用を止めない事です。

一方のウイルスはどうかと申しますと、ウイルスはなんと細菌の50分の1という遥かに小さいサイズで「自分の細胞」を持っていません。そのため、他の生き物の細胞に寄生する事でしか分裂、繁殖ができないようになっているのだそうです。

非常に厄介なのが、ウイルスには抗生物質が効かず、抗ウイルス剤も非常に限られた種類しかないという事実です。「新型」ではなく既知のコロナウイルスが原因とされる「風邪」も実はウイルスを撲滅させる薬やワクチンが存在せず、一般に「風邪薬」と呼ばれるものは対処療法で、治療薬ではないのです。たまに抗生物質で治る風邪もありますが、それはウイルスではなく肺炎球菌などの細菌が原因の風邪である可能性が高いと言えましょう。

しかしながら、なぜ治療薬が無いにも関わらず、私たちは風邪をひいても治るのでしょうか? それは前の「朝の歳時記風日記」にも示しましたように、人には免疫抵抗力が備わっていて、既知のコロナウイルスは毒性が弱く、もともとの免疫抵抗力で十分撃退が可能だったからなのです。高齢の場合は免疫抵抗力が弱まっているために、既知のコロナウイルスでも感染すれば肺炎に至り、亡くなられている方はいらっしゃったように思います。

赤ちゃんは生まれてすぐに母乳を飲む事で親から免疫をある程度手に入れ、病気を凌ぐ事ができるようになっています。その効果も半年ほど経つと無くなってしまいますが、予防接種や普段の栄養補給、軽い感染症にかかる事などによって、免疫抵抗力をつけていくのです。

実は、いわゆる「遺伝子」と呼ばれるDNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)には、病気のメカニズムが隠されているとして研究が進められており、これらの研究の成果から、あらゆるウイルスに対応できるワクチンの開発の可能性があるとも言われています。明日は、DNAとRNAの話をざっくりとして、私の仮説であります「ウイルス性感染症は癌(がん)にそっくり(※同じでは決してない)」という話をしていきたいと思います。

■細菌とウイルス | 感染症の基本 | 一般の方へ | かしこく治して、明日につなぐ〜抗菌薬を上手に使ってAMR対策〜
http://amr.ncgm.go.jp/general/1-1-2.html

■WHO「新型ウイルスは自然起源」 武漢研究所での発生を改めて否定 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3281399

■発生からパンデミックまで、WHOの新型コロナ対応 時系列で振り返る 写真6枚 国際ニュース:AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3278869
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