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2020年04月07日17:44

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シャントとは

シャント(shunt)とは”短絡路”の意味で、意味からすると”近道”のような意味になります。”透析が必要ですと言われたら”で御説明したように、血液透析では血液の出入り口を作る必要があり、その最も一般的な方法がシャントになります。シャントとは、一般的には腕の血管で、心臓からの行き道である動脈と、帰り道である静脈をつなげる手術です。よく脈を診るときに手首や首の動脈を触れて”どくどく”と拍動しているのを診ます。動脈は勢いよく流れていますので、怪我をしたときに出血をするのを防ぐために、体の奥深いところを流れています。その動脈が比較的浅い場所に流れているのが、これら手首などになります。血圧はこの動脈が流れている圧のことです。静脈は帰り道になりますので、皮膚の表面で青とか緑色に見える血管です。よく採血などで使用しますが、ここからでは1分間あたり10mlぐらいしか血液を取り出すことができません。そのため動脈と静脈を手術してつなげることによって、動脈を勢いよく流れている血液が、静脈に流れ込んで血管が太くなります。これをシャントと言います。本来であれば手の先まで行って、栄養や酸素を運んで静脈でゆっくり帰ってくる血液が、シャントの部分から直接帰る形になりますので、近道ということになります。
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