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2020年04月04日21:03

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81-1 詩・短編を書いてみた(第1907回)

短編・詩を書いてみました(^_^)
素人が書いたので
気に入っていただけるか分かりませんが
一生懸命に書いてみました
だいたい1000字以内なので暇なときにでも読んで
楽しんで頂けると幸いです(^_^)b


「あの日を繋ぐ糸」

■■■■■■■■■【あらすじ】
とある私の夢の中…。

洋風な館にありそうな大きな窓の下で
どこかの学校の制服を着た女の子が腰を降ろしていた。
虚ろな雰囲気で外を眺めている彼女。

何故
そんな雰囲気をしているのかは分からない。
でも
僕は不安とは違う想いで
声を掛けたくて仕方なかった。

―――――――


「こんにちは…」

彼女はゆっくりと顔をこちらに向ける。
彼女の目は純度の高いエメラルドのよう。

「あの…。ここはどこなのか知っていますか?」
「ここは『───』よ」

彼女は答えてくれた。
しかし
肝心なところがよく聞き取れない。

「ゴメン。もう一回教えてくれない?」
「……。ここは『───』よ」

やっぱり聞こえない。
いや
聞こえないというよりも
その言語が理解出来ないかのような感じ。

僕はもう一度聞こうとしたが
その彼女の目を見てしまい
その聞きたいことは飲み込んでしまった。
僕は話を変える。

「あ、あの…。君はここのことを知っているの?」
「知っているわ」
「教えてくれないかな?」
「いいわよ」

そう言って
彼女は立ち上がり僕に近づいてくる。

な、なんだ…?

僕は身構えた。

彼女はその僕の前に立ってこう言う。

「ここはアナタの夢の中よ」と…。

「夢の中…?」

あり得なさそうであり得そうな状況だ。

僕は自分の頬を捻る。
痛くはなかった。

本当に夢の中なのかもしれない。
でも…。
でも…。
何かが違う。
その違いを説明しろと言われると困るのだけど何かが…。

僕は自分の違和感を解消したくて
彼女の名前を尋ねた。
しかし…。

「私の名前は『───』よ」

まただ…。
今度は名前が分からない。

どうしたら…。

そう思った時
彼女が不敵な笑みを浮かべる。

「私の名前、分からないんでしょ?」

……!?

「分かっていたの…?」

彼女は頷く。

「どうしてそれが分かるの…?」

しかし
彼女は話してはくれなかった。
時間がないのと
ここで話しても理解できないからという。

バカにされているようで少し腹が立ったが
その気持ちを押し込む

「そうか…」

するとその時
彼女が座っていた窓の外から
空の青が混じるような陽射しが差し込んだ。
それを見た彼女は「時間がきたみたい。」と言って
僕の胸に人差し指で指し
こう言う。

「アンタが死んだら私も死ぬの。だから生きなさいよ」

その言葉の後
僕はあの陽射しの光に包まれ
そして
散乱した部屋の真ん中で横たわりながら目を覚ました。

何、だったの…?

気だるいような身体の重みを感じながら上体を起こす。

ぼんやりとした視界が少しずつ整い
周りが見えていく。
そして
手元に何かが当たった

何だ…?

視線を下げると
輪っかの付いた切れた縄が手元に落ちていた………。


続く・・・・・・・・・・

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