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2020年04月10日06:51

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粗忽の力学

昨日のネットニュースでこのお方の訃報を知った。

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元プロ野球選手で大洋・ヤクルトで監督を歴任した関根潤三さんである。老衰による享年93歳とあり大往生である。

昭和の終わりから平成初期にかけてヤクルトの監督をしていた頃が記憶にあり、池山や広沢といったスラッガーを育てたことが思い出される。
ネットの寄稿ではご自身は「あくまで自分が育てたのではなく選手が勝手に育っただけで僕は一緒に野球をやっただけ。監督として(自分の評価)はゼロだったよ」とあり謙虚で優しい方だった。実際あの好々爺としたたたずまいは球界では珍しく、ファンにもプレスにも人気であった。

僕関根さんのことはこの本を読んでちと知り得たものだった。

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高橋安幸氏著の「伝説のプロ野球選手に会いに行く」でそのなかに関根さんもいらしたのだ。現役時代では投手で65勝し打者で1137安打打った好打者だったと知りへええ野球センス抜群だったのねと驚かされたものだった。いまなら大谷翔平くんと比較されそうだ。

たしかかの本の中に「いまこそ1勝2敗の名将が必要だ」と書かれた見出しが記憶にあり、つまりは敗者の美学について語られておりおもしろいなあと思ったものだった。この本読み返したいと思ったがつい先日実家に置いてきてしまった。また取りに行くとしよう。

いずれ関根さんの温厚柔和なお人柄は生き馬の目を抜くようなプロ球界では稀有でありがたい存在でありました。心よりご冥福をお祈り申し上げます♡(´;ω;`)ウゥゥ。

わが家の液晶テレビは東日本大震災のあった前年暮れに買ったものなので使用してまる9年になるシャープの亀山モデルである。主電源ボタンは押したまま引っ込んでしまっており主電源の入り切りはコンセントプラグのスイッチで対応していたり、さいきんは使用初期に比べて画面が暗くなったような気がしているが、いちおうまだ稼働しているので買い替えはもう少し先にと考えている。

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先日パナソニックのテレビカタログを家電店より頂戴して見てみると、廉価版の機種でも機能が充実しておりすごいと思った。なんか使いこなせなさそうだなあと思っており、とにかく我が家では放送が映って録画も観られればいいくらいであるのでもっと廉価なメーカーでもいいのかもしれない。まあまた物色しよう。

液晶テレビで思い出す人がいる。またもこいつである。

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ザッパマン義父だ。もう8年以上前の話になる。
隣町に独居していた家内母方祖母が亡くなった際に義父は形見分けにまだ買って間もない東芝の32インチの液晶テレビを譲り受け、持って帰っていた。自室の20インチのテレビを息子宅に譲り32インチにアップグレードする目論見であった。

それからしばらくして家内実家に行くと、かの譲り受けたはずであるテレビが見当たらなかった。あれどうすたんですか?と義父に訊くと義父はこう言ったのであった。

「ああ、あれ、壊れちゃったから捨てたよ」。

するとそれを台所で聞いていた義母が僕の所につかつかつかとやってきてなかば金切り声こう言ったのであった。

「違うわよ!壊れたんじゃなくておとうさんが壊しちゃったのよ!!!」。

どうして壊したのか訊いてみるとこうだった。
当のテレビであるが時おり横に雑な線が入り見づらい時があったそうだ。義母が修理に出したらどう?と義父に言ったところ、義父はいいや『自分で直す』とほざいて後どうしたかというと、かの32インチを引っ張り出して自分の手元に寄せると、あろうことかテレビ画面と反対向きの背中のところを思い切り平手でバンバンバカバカとぶっ叩きだしたというのである。

そのショックのせいであろうか内部の回路で断線などの不具合が生じたようで、テレビの電源を入れても画面が真っ暗なままでいっこう映らなくなってしまったのであった。

おいおいおいおいおい(-_-;)。いまどきの液晶テレビとくれば中身はエレキテクノのかたまりの精密機器だぞ。それをなんでぶっ叩いてしまうんだ?昭和中期のブラウン管でできた木製ファニチャーのコンソール型のテレビじゃないんだぞ。あの頃のはうそのような本当でぶっ叩けば調子が戻ることがたまにあったが、平成も二十年以上経過していまどきそれはないだろう乱暴狼藉というものだ。まったく野蛮人あるいは原始人のようなその粗暴な仕儀であったことを聞かされ暗然とさせられたものだった。

しかし当の本人は悪びれもせず大真面目な風にこう言い出したのであった。

「東芝のテレビはだめだよ。東芝は根性が足りないねえ」。

ぎゃはははははははははははははははは!こ、根性!液晶テレビに対してナゼニ根性論を持ち出すのか皆目理解できなかった。この暴言を聞いて僕もちょっと調子をこいてしまい義父にこう訊き返した。じゃあ根性のあるメーカーってあるんですか?と訊くとなんと義父は間髪入れずにこう答えるのであった。

「パナソニックだよ!」。

なぜにパナソニックですか?と訊くと義父はこう続けたのであった。

「松下幸之助に根性があったから♡」。

どわはははははははははははははは。ま、松下幸之助翁!それぐらいのことは知ってたんだねザッパマンも。でもねえザッパマン、幸之助翁にあったのは根性ではなく商才豊かな発想とたぐいまれなる経営感覚だよ。そりゃまあ多少の根性はもちろんあったであろうけど、そういう性格のお方ではなかったはずだぞ。まったくなんでも勝手に解釈するなあザッパマンとやはり呆れさせられたものだった。

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とにもかくにも亡き祖母からタダでもらってきたテレビであったがおじゃんにしてしまっており、なおかつ今まで所有していたテレビは息子に譲ってしまっていたのであわれ義父新たに32インチの液晶テレビを買う羽目になったのであった。粗忽が招いた散財だね。もちっと自分の仕儀に対して疑問を持とうね、ザッパマン♡。

とまあこれが8年以上前の話である。義父とつきあいが始まって春でまる16年になるが、この人その間もずっと一気通貫でノータリンの粗忽者でありましたなあ。加えて無思慮無配慮無神経。いいねえ幸せで♡。

先日の徹子の部屋にはこの若いお嬢ちゃんが出ていた。

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池田美優さんと言って人気のファッションモデルでありタレントとしても人気なのだそうだ。「みちょぱ」とかいうあだ名を自分でつけて喜んでいた。
まあきれいなコではあるものの番組での対話の口調はぞんざいがさつでありちと聞き苦しかった。見た目もだいじだと設け℃、もう少し中身も磨こうね、お嬢ちゃん(-_-;)。
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