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2020年02月25日00:47

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「フランケンシュタイン」(愛知県芸術劇場)2/15

ソワレの中川晃教ビクター&加藤和樹アンリ回を観劇。初演のとき、名古屋公演の週末が柿澤ビクター一択だったのでそれを見たときに、あっきーのビクターを見なかったことを激しく後悔したので(笑)ほぼ同じキャストでの再演ありがとうございます!というわけで、念願のあっきービクター。

初演見たときから思ってたけど、物語的には結構雑?というかツッコミどころ満載な感じもしないでもないんだけど(とりあえず裁判適当すぎないか??)、初演の時にもっと意味不明だと思ってたのが、多少は物語の流れが理解して見られたかな?
ただ、やっぱりちょっとわからなかったのが、ビクターは何をしたかったのか?親友アンリをよみがえらせて怪物を作ってしまった。最後にそれを追いかけていく動機は研究なの?友情なの?あっきーのビクターは、孤高の天才みたいな雰囲気を強く感じるので、研究のためっぽい気もしますが。姉に「アンリの脳が欲しいの?」と問われたときが印象的。だから、怪物になったアンリがビクターの周囲の人を次々と殺していくのも、ビクターってそこまで周囲の人に執着してる印象がなかったので、復讐としてその行為はありなのか?とか思っちゃったり。幼馴染のジュリアと結婚したけど、愛してないとは言わないけど、ビクターの人生になくてはならない存在なのかというとそこまでに見えなくて。
そんなあっきービクターの歌声は圧巻。芸術劇場の広々とした空間に響き渡るあっきーの歌声を堪能できただけでも十分もとがとれる(笑)。音楽が壮大でドラマチックで素敵なんですよね。
和樹アンリは、久しぶりに舞台で拝見した和樹くん、こんなに歌声が響く人だったっけ?とびっくりするくらいに歌声が素晴らしかった。カーテンコールで気づいたんだけど、怪物になったときに着せてもらったビクターのコート、最後までずっと着てるんですよね、この人。創造主への憎しみだけじゃないんだな、ってカテコのペアルック見て思いました。
音月桂さんのジュリア/カトリーヌの2役、プリンシパルがみんな2役やってるけど、正直ほかのキャストは2役目はおまけみたいだけど、この人は両方とも結構良い感じにインパクトあって良かったです。
あとは、子役ちゃんたちの歌声が美しくて、この殺伐とした物語の中で心が洗われるようでした。
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