日本にいる限りは日本の法律に沿った行動をしていないがゆえに、非難を浴びて当然だと思います。
ただ、無実の罪で逮捕・起訴された身内のいる感覚だと、逃亡したくなるのはわからなくもありません。
私は法律ド素人ですが、経験上いろいろと感じる事がありましたので少しだけ書きたいと思います。
�‖疂瓩気譴浸�点では、あくまでも「犯罪を行なった可能性のある人物（容疑者・被疑者）」です。
��起訴された時点では。あくまでも「犯罪を行なった可能性が非常に高い人物（被告人）」です。
��最終的に、裁判所で判決が下されて初めて、有罪か無罪かが確定します。
ゴーンさんは今、�△�ら��へ向かっていく段階での取り調べを受けていますが、�´△亮茲蠶瓦戮任蓮�犯罪の可能性があるため、該当者を「犯人の可能性がある」という見方で取り調べを進めます。
ただ、その人が犯人でない場合に「お前が犯人だろ！」という感じで取り調べが進んでも良いのか？という事です。
もちろん、逮捕された人物が犯罪を起こした人物で、否認を続けているのであれば、そのような取り調べでも「そりゃぁ、仕方がないよね」という感情論になりますが、逆に、犯罪を犯してない人物に対して「お前が犯人だろ！」という取り調べが行なわれていたとしたら、そのやり方は問題があるんじゃないかな？と思います。
当然、身に覚えのない人がそのような取り調べをされたら「ちょっと待ってください。何かの間違いじゃないですか？」となる訳です。（我が家もそうでした）
現時点で、起訴内容に対するゴーンさん側の主張を裏付けるものがあまり報じられてないので、金融商品取引法違反や特別背任罪に該当しているかどうかもわかりませんし、そもそもその違反や罪がどのような基準で罪になるのかも理解できていません。
ただ、身内の経験上感じるのが、「取り調べ」である場所で犯人扱いをされていたり、被告人の主張に耳を傾けていなかったり、取調官が高圧的な態度だったりしたのではないか？と感じています。
それに加えて、面会を制限されている事や高い管理下で生活などが不満で「人権侵害」と感じたのではないかと思います。
ゴーンさんも取り調べの中で「自白すれば・・・」とか「罪を認めれば・・・」といった事を言われたと発言していましたが、父の話ではうち一件も、取り調べの中で同じ事を言われていたそうです。
最後になりますが、ゴーンさんは今回の逃亡について「公正な裁判を受けられる可能性がなく、正義を求めて離れた」と発言していることから、裏を返せば「公正な裁判を受けられるのであれば、逃亡しなかった」のように感じ取れました。２つの起訴内容から逃亡したのではなく、偏った裁判（有罪が前提の裁判）が行われる可能性を感じたがゆえの行動のように思いました。
各メディアで、元検察や元裁判官の弁護士さんや、その他のコメンテーターの方がゴーンさんの逃亡を「悪」のように話されているのをよく耳にしましたが、もしそのような実態があるのであれば、逃亡した事については大きく賛同しませんが、刑事事件を取り扱う上での仕組みを一度見直した方がよいのではないかと感じました。
今回の逃亡を一方的に「悪」のように話されている方に一つお願いがあるとすれば、今の司法制度で、どのように逮捕・起訴・裁判・判決に至っているのか、無実の罪で体験されると、新しい発見ができるのではないかと思います。
■ゴーン被告「私には発言力と金がある」 代表取材で語る
(朝日新聞デジタル - 01月10日 23:39)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5932048
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