跡目争いで三代目山口組を割った一和会は、不用意にも、看板である菱の代紋<|>を外して、組の正統性を失い、四代目→五代目山口組に負けた。
五代目の中核組織・山健組は、渡世における菱の代紋<|>の死活的重要性を熟知してたので、六代目山口組≒弘道会とケンカ別れした時も、「神戸山口組」と名乗り、「<|>山口組」の名称と代紋だけは死守した。
その「神戸」を割った任侠山口組も同じく、金看板は捨てなかった。
それが、令和2年、名称も代紋も変えるという。
「任侠山口組」が名称変更か
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5933555
>指定暴力団「任侠(にんきょう)山口組」(兵庫県尼崎市)が団体の名称を「絆会」に変更したと傘下団体の組員らに通知したことが12日、関係者への取材で判明した。
変えた方が渡世しやすい時代の到来ということか。
組織の名称・看板にこだわらない、いわゆる「反グレ」グループの台頭と同じで、代紋ジャンケンの勝った負けただけではシノギが出来ない令和の世、ということなんだろう。
しかし、新名称に、組長の稼業名から一字を取るところなんかは、
六代目(司忍)傘下の任侠右翼「司政会議」と同じで、
山口組の伝統を継承しているわけだ。
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