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2019年12月30日03:59

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なんの修行に行ってきたかと言うと

なんだかんだで6年ほど前から2ヶ月に1度、仲間を家に集めて飲み会をやるようになってね。
最初のうちはあてを持ち寄りでやってたのが、いうてるうちに自分で料理を作って、材料代だけもらうって形に変化。
もともと子供のときから料理するのは好きで、進学するときもうちの母ちゃんはてっきり料理学校に進むもんやと思ってたくらいで、ひとりで暮らすようになってからはちょこちょこあれこれ作ってきた。
人に食べさせる楽しさを覚えたのは20年前、美容室をやったときからで、スタッフがレッスンしてる間に晩御飯の用意をしてたのがきっかけ。
前の家のときも、時折仲間を集めて鍋パーティーやったりしてた。

いまの家での飲み会もかれこれ30回以上、そのたびに少ないときで5品、多いときは10数品の料理を用意してきて、ほとんどが1度限りの登場やから、200種類以上はこなしてきたってことになるんやね。
毎回思ってたのは、みんなに材料代出してもらって好きな料理を楽しませてもらってるってこと。
2年目くらいまではかかった費用を頭割りにしてたけど、そのうち、ひとり1000円もらって、その予算の中で最良のものを出すことにシフト。

男の料理の駄目なとこはコスト意識の低さ。
ええもん買ってきて贅沢に使ったら、誰がやっても美味しくできる。
技術とセンスが試されるのは、いかにコストを抑えながら美味しいもんを作るかやないか思うねん。
それができたなら、ええ材料使えばもっと美味しくできるわけやし。
とまあ、そんなことを考えながらたくさんの料理を作ってるうちに、もしかして自分がやりたかったのはこういうことなのではないかと思うようになってきた。
要するに、美味しいもん作って、食べてくれる人を喜ばせたいと。
そのうち、作る料理の内容もどんどん手の込んだものが増え、バリエーションも広がり、頼まれたらたいていのもんは作れるようになった。

3年くらい前から漠然と、実家のある彦根駅前で立ち飲み屋をやりたいなと考えるようになる。
あと5年で定年になる麻由美ちゃんと、料理好きな姉ちゃんに手伝ってもらったら、大阪で暮らしながら週4くらいで向こうに行けて、年取ったら完全に向こうに住んでやってくこともできるからと。
ところが今年の夏前にまた別の切実かつ重大な事情が出てきて、大阪でやる方向に舵を切る。

まずは場所の絞り込み。
十三なら昼から営業できて理想的ではあるけど、ライバルが多くて家賃も高い。
お隣の塚本なら家賃はお手ごろでも、夜しか人は来ない。
西中島やと1週間を4.5日で計算せなあかんから、経営が大変。
三国は昼営業できて家賃も安いものの、町の雰囲気が好きでない。
中津は条件は悪くなく、いまけっこう来てる町やけど、町には流行があるから怖い。

とまあ、あれこれ考えつつ物件を探ること半年。
なかなかこれっちゅうのが見つかれへんもんやなと思ってたところへ、ひょんなことから行きつけの店のママさんから家庭の事情でやれなくなったから、設備一式置いていくのであとをやってくれへんかとの話が。
繁華街から外れてるけど、駅からは3分で客はそこそこ入ってる。
外れなだけに、逆に十三価格に合わせる必要はなく、何より初期投資が少なくて済む。
2年後には淀川図書館がすぐそばに移転してきて、ほかにもいろいろ入る予定なので人の流れも回って来る。
そんなわけで、話が出てから1週間ほどでダダダダッと決定し、そこから10日くらいで賃貸契約も完了。
物事が動き出すときって、なんやようわからん速さで転がっていくもんなんやね。

神戸のまあまあ名前の通った占い師の友達が、頼んでもないの勝手に占ってオープンは2月の第2週がええと言うもんで、それを目標に作業中。
店についてる客がけっこう居るそうやから、内装とかはできるだけ触らんようにして、自分で使いやすいよう設備の一部を入れ替えるくらいなんやけどね。
とはいえ、カウンター塗りなおしたり、洗浄便座つけたり、エアコンをどうするか考えたりと、それなりに手を入れなあかんし、なんやようわかりませんわ。
今月中にきれいな状態にして、年明けから一気に資材を搬入する予定やったのに、いざ作業にかかったらあれこれやらんなんことが出てきて、かなり遅れてるし、必要なもんもどんどん出てきて用意したお金は消えていく。
店名はまだ内緒。
いや、いろいろ検討のうえ、決めてるのはあるんやけど、少しはもったいつけたいやん。
まあええか、ありがたいアドバイスなどを参考にああだこうだと考えて、「アロHA食堂。」に決定。
そういうこっちゃし、応援してくれよな、ぽてちん。


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