ダラダラ過ごす休日。前から見ようと思っていたボヘミアンラプソディを見ることに。
プライムビデオの有料コンテンツではあるがその価値は充分にあるだろうし、奥さんもQueenは好きなので楽しめるだろうと視聴開始。
結果的に良作だった。
主演のレミ・マレックをはじめ各キャストのメンバーへの寄せ方は正にそっくり。
自分のようなマニアには時系列的に史実と反する部分が目に付くが一箇所をのぞいてそこはよりドラマチックに演出する為と目をつぶれるレベル。
Queenというバンドが実はライブエイド直前には空中分解寸前だったのは事実だし、バンドとして復活するきっかけになったライブエイドのステージが20分という時間規制の中で考えうる最高のものだったのも事実。
全体的に不満のない映画ではあったがやはりマニアには引っかかる所が。
フレディ・マーキュリーがライブエイドのリハーサルでメンバーに自分がエイズに犯されているとカミングアウトするシーンだけはちょっと納得出来かねる。
ハイライトとなるライブエイドのステージシーンを盛り上げる為とはいえ、それはないだろう。実際にはフレディ自身が罹患を知るのもメンバーに知らせるのももう少し後なのだ。
アルバム「ミラクル」を製作中に次のアルバムのレコーディングをしたいと主張したフレディがメンバーに「実は自分には時間が残されていない」とカミングアウトしたという事実が涙を誘わざるを得ないのに。
とはいえさほどマニアではない奥さんはエンジョイした上に超号泣(笑)
自分はちょっと納得がいかないままだったことを考えると、やはりディープなマニア過ぎるというのは百害あって一理無しなのかもしれないと改めて考えさせられたのでありました。
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