だいぶ情報が出てきましたが、まだまだ疑問の多い状態ですよね。
出火原因で一番疑問なのは、火のないところで出火しているというところですよね。
復元されたばかりということなので、老朽化による漏電の可能性も低いでしょうし、関係者の証言からも、絶対に火がないはずの場所でなぜ出火したのか・・とても不思議ですよね。
こういう施設にはたいてい防犯カメラがあるはずなのに、不審者がいたとかいないとかの話が一切出てこないところも、不思議な感じですよね。
あと、消火についても色々疑問がありますよね。
警備員はなぜ放水銃を使わなかったのでしょうか?
あるテレビ番組では、山の上にあるので、消防がホースをつないでつないで到着した時には、放射熱が強すぎて近寄ることができなかったと言っていました。
でもまぁ、それもおかしな話であって、そんなこと事前にわかりきっていることなわけですから、そのために消火の計画や訓練をやっているんじゃないんでしょうか?消防は何をやっていたんですか?
っていう話ですよね。
しかし、警備員が出火を発見した時には、まだ放水銃に近寄ることはできたはずであって、なぜ放水銃を使わなかったのか、訓練ではどうなっていたのか・・
放水銃での初期消火に成功していれば、こんな大火事にはならなかったわけですから、大きな疑問が残りますよね。
ちなみに、この手の施設に設置するドレンチャーというものは、水を噴霧して水の膜を作って延焼を防ぐためのもので、直接消火をするためのものではありません。
ですから、今回のケースでは、分離している建物に延焼することを防止できて初めて効果があったということになります。
写真や見取り図を見る限り、正殿と北殿は分離しているようですので、北殿にドレンチャーが設置されていないと意味がありません。
はっきりした情報がありませんが、正殿についていたことは報道されていますが、北殿にあったかどうかは良くわかりませんね。
スプリンクラーについては、建築基準法的には設置の義務はなかったのでしょうね。
ただ、収蔵品が貴重だったという話もありますから、収蔵庫や展示室には収蔵品が傷まないように消火できるそれ専用のガスなどで消火する設備を、それ以外の場所にはスプリンクラーを建物全体に設置するのが当たり前だと私は思います。
展示品については、どの段階でそういう展示物を展示することを決めたのかによって、責任の所在が変わると思いますが、最終的には展示をしていた管理者が責任を負うべきだと思います。
だって、大切なものを展示する時には、そこが安全に展示できる場所かどうかを良く確かめる責任が管理者にはありますからね。
展示品とは別に、そもそも沖縄の人の魂だとみんなが泣くぐらい大切な施設であったのなら、県や市はそういう民意を汲んで、スプリンクラーぐらい追加で設置するぐらいしても良かったんじゃないんですかね。
最大の疑問の放水銃もそうですが、全体に危機管理意識が希薄だったことは明確ですよね。
こういう火事は、想定できる災害ですから、最悪に備えて消火、防災の計画や訓練を積んでおくべきでしたよね。
こういった原因究明も終わっていないうちに、再建だカネだと騒ぐのには、私からしたら違和感しかありませんけどね。
■首里城の実況見分始まる 正殿中心に出火原因など究明へ
(朝日新聞デジタル - 11月01日 11:45)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5848106
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