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2019年10月19日09:59
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🌊 台風１９号の傷跡 🌊
「若さ」第５０９号
※ 四方山話 ※
台風１９号の傷跡
１０月１２日（土）全国に大きな被害を及ぼした台風１９号は、１３日１２：００、北海道南東部海上で温帯低気圧となって去りました。
連日の報道で被災状況等は周知のとおりですが、台風の経過と特異な状況等を書いておきます（前号に続き、速報）。
台風１９号は、１０月６日マリアナ諸島の東海上で発生し、１２日１９：００頃、伊豆半島に上陸、首都圏から信越・東北地方を経て、１４日１２：００頃に北海道の南東部海上で温帯低気圧となりました（最低気圧は９１５ｈｐａ、最大風速５５ｍ/ｓ（上陸前の海上）。
台風は、高い海水温により勢力を高め、９５５ｈｐａ、最大風速４０ｍ/ｓ、南東へ３３０ｋｍ、北西へ２６０ｋｍの大きさで、大潮と夜間の上陸という悪条件が加わって各地に大きな災害をもたらしました。
９月９日、東京湾岸から上陸し、横浜や南房総地域に甚大な被害をもたらした台風１５号と同じようなコースを辿ったことになりました。
１９号は集中豪雨による被害が大きく、未だその全容は確認されておりませんが、台風上陸の前日（１１日）から雨が降り始めており、各地で大雨特別警報（レベル５・直ちに「命を守る行動」を促す）が発令されました。
特別警報は１２日１５：３０（台風上陸の９０分前）、静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県（１都６県）に発令され、１９：５０に、茨城県、栃木県、新潟県、宮城県（４県）、更に１３日００：４０、岩手県に発令されて、異例の１都１１県が非常事態となりました。
降水記録では、岩手県で１時間に９５．０ﾐﾘ、２４時間では箱根で９４２．５ﾐﾘ（総雨量は１，０００ﾐﾘ以上）を記録しました。
最大瞬間風速では、東京都・神津島で４４．８ｍ/ｓ（都心では歴代２位の４１．５ｍ/ｓ）、横浜市・４３．８ｍ/ｓ、千葉市・４０．３ｍ/ｓでした。
全国に及ぶ被害の全容は未確定ですが、風よりも豪雨による災害が多くなっています。
１７日現在で、死者７７人、堤防の決壊は、６８の河川で１２５カ所となっています（千葉県野田市においても、利根川が危険水位を越えて１３日０４：００に緊急警報が流れました。決壊しておれば被害は全市に及ぶ甚大なものとなるところでした）。
死者（７７）の内訳は、福島：２８、 宮城：１６、 神奈川：１４、 栃木・群馬：４、 長野：３、埼玉・岩手・茨城：２、 静岡・千葉：１となっています。
１５日の時点で土砂災害が１都１８県で１７０件（埼玉：５５、 静岡：１５、 岩手・長野・新潟：１２、 山梨：１０、 群馬：５件など） となっています。
１９号台風による特異な被害例として、北陸新幹線車両の水没です。 北陸新幹線全車両の３分の１に当たる１０編成、１２０両（Ｅ７系・９６、Ｗ７系・２４）が、新幹線車両センター（長野市赤沼）で水没し、被害額は３２８億円と推定されています。
水害は、千曲川左岸（長野市穂保）で約７０ｍが決壊・浸水し（深さ４〜５ｍ）車両基地に及んだものです。
更に、北陸新幹線の特殊な事情として、専用の設計・周波数を用いており、東海道など他の新幹線車両の代替使用は出来ない事情があり、全線開通にはなお時間がかかりそうです。
また、同センターの所在位置は、長野市のハザードマップ（車両センター設置後の制定）では１０ｍ以上の浸水予測があり、基地設置の事前調査にも問題がありそうです。
トピックス
�� 京五輪のマラソン、競歩は札幌で行う（案）浮上（暑さ対策）（１７日）。
�◆［疣妥傾帖�皇后、２２日即位。パレードは１１月１０日に延期（１７日）。
�� プロ野球・ドラフト会議の結果（１位指名のみ掲載）（１７日）。
西武：宮川哲（投・東芝）。 巨人：堀田賢慎（投・青森山田高）。
ソフトバンク：佐藤直樹（外・JR西日本）。 DeNA：森敬斗（内・桐蔭学園高）。
楽天：小深田大翔（内・大阪ガス）。 阪神：西純矢（投・創志学園高）。
ロッテ：佐々木朗希（投・大船渡高）４球団競合。 広島：森下暢仁（投・明治大学）。 日本ハム：河野竜生（投・JFE西日本）。 中日：石川昴弥（内・東邦高）３球団競合。 オリックス：宮城大弥（投・興南高）。 ヤクルト：奥川恭伸（投・星稜高）３球団競合。 ・・・以上・・・
釣瓶落とし
１０月に入って急に日没が早くなりました。１７時頃には暗くなります。
市内に「夕焼け小焼け」が流されて公園から子供の姿がなくなります。
記温の下がることもあって秋は淋しさを感じます。
秋の日は「釣瓶落とし」と言いますが、その意味や使われ方が違います。
子供の頃から、早く帰ってくるように、日暮れの速い様子を表す言葉として使われていました。 俳句でも「秋の季語」とされています。
２番目の使われ方は、釣瓶の様に速く落ちていく様子を指す意味では同じですが、「経済用語」として株価や物価が急落する様子に使われます。
３番目の使われ方は、全く次元の異なる比喩・幻想の世界です。
日本は農耕民族で、天候や季節の話が生活の中で重きを為し、「釣瓶落とし」という妖怪がいて、“木から突然に降りてきて悪さをする”という。
他にも「庚申塔」の謂れなど似たような風習があります。
※ 今日は何の日 ※
１９日 明治３３年（1900） １０代目内閣総理大臣に伊藤博文（第４次）。
２０日 昭和４２年（1967） 吉田茂逝去（８９歳）・戦後初の国葬。敗戦後、７年２カ月総理を務め、平和条約や日米安保条約に調印。
２０日 平成１６年（2004） 練習帆船「海王丸」（2,556総ﾄﾝ）富山湾で走錨・防波堤に漂着破損、（池田重樹船長以下１６７人乗組み）実習生ら１８人負傷。10/２船の科学館桟橋出港・台風２３号（奄美〜土佐清水〜泉佐野〜彦根〜甲府〜つくば〜房総沖へ）。（11/24クレーン船２隻で離岸、損傷検査・修理へ）。（18.1.5.修理完了・横浜で披露。1/10〜実習航海出港・海技学校5校生）。
２１日 寛政１２年（1800） 伊能忠敬・延亨２年（1745）〜文化１５年（1818）が日本全国図を作り始めた。文化１３年（1816）に「大日本沿海興地全図」を完成。
２１日 昭和３２年（195７） 「宗谷」が、第二次南極観測のため日の出桟橋から出港。松本満治船長ら８０人、永田武観測隊長ら５０人（全１３０人）。前部マストを門型に改造。随伴船（一次は「海鷹丸」）なし。
２１日 平成２２年（2010）羽田空港の国際便復活（昭和５３年５月２０日、成田空港の開港で羽田空港は主として国内線空港となる）。新ターミナルの供用開始で日本初の２４時間空港となる。
２２日 平安遷都の日。延暦１３年（794）桓武天皇が平安京へ都遷り。翌年朝賀の儀。
２２日 平成２２年（2010）羽田空港・国際便運航開始（国際線新ビル開業）。
２３日 明治２年（1869）電信電話記念日。公衆電信線の工事始まる。昭和２５年（1950）に日本電信電話公社（現・ＮＴＴ）が制定。
２４日 昭和１９年（1944） 戦艦「武蔵」６万４千�鼎�撃沈される。（フｲリピン・レイテ海戦・米魚雷１１本など）。（太平洋戦争16.12.8.〜20.8.15.)。
２４日 昭和２０年（1945）国連憲章に基づき国際連合（国連）発足。国連デー。
２４日 平成２１年（2009） 漁船「第１幸福丸」（１９�邸■舷余菫箸漾法Ｈ�丈島近海で消息絶つ。転覆漂流の該船を発見するも人影なく台風２０号接近で一旦捜索中断、２８日午後改めて捜索の結果、転覆遭難船の中から９０時間ぶりに３人の生存者を救出した。（遭難後の生存新記録。巡視船「いず」特殊救難隊（ウミザル）の活躍。全国からの賞賛。）
２５日 昭和１９年（1944） フｲリピン・レイテ海戦。レイテ湾突撃、総力決死作戦。第二艦隊司令長官・栗田健男中将（旗艦・重巡「愛宕」、空母４隻「瑞鶴」「瑞鳳」「千歳」「千代田」を失う）敗退。（太平洋戦争16.12.8.~20.8.15.)。
２５日 昭和２３年（194８） 「宗谷」第２５次引揚業務（10/25小樽〜10/31函館）ソ連・カラフト真岡から（第１４回目）８３９人を収容・引揚げ帰国。
※ 季節の句 ※
山は暮れて 野は黄昏の 薄かな 与謝蕪村
海の面や 釣瓶落しの 日の名残り 石居雪明
大利根や 緑沈める 秋出水 若さ
以上・「若さ」第５０９号
※ 四方山話 ※
台風１９号の傷跡
１０月１２日（土）全国に大きな被害を及ぼした台風１９号は、１３日１２：００、北海道南東部海上で温帯低気圧となって去りました。
連日の報道で被災状況等は周知のとおりですが、台風の経過と特異な状況等を書いておきます（前号に続き、速報）。
台風１９号は、１０月６日マリアナ諸島の東海上で発生し、１２日１９：００頃、伊豆半島に上陸、首都圏から信越・東北地方を経て、１４日１２：００頃に北海道の南東部海上で温帯低気圧となりました（最低気圧は９１５ｈｐａ、最大風速５５ｍ/ｓ（上陸前の海上）。
台風は、高い海水温により勢力を高め、９５５ｈｐａ、最大風速４０ｍ/ｓ、南東へ３３０ｋｍ、北西へ２６０ｋｍの大きさで、大潮と夜間の上陸という悪条件が加わって各地に大きな災害をもたらしました。
９月９日、東京湾岸から上陸し、横浜や南房総地域に甚大な被害をもたらした台風１５号と同じようなコースを辿ったことになりました。
１９号は集中豪雨による被害が大きく、未だその全容は確認されておりませんが、台風上陸の前日（１１日）から雨が降り始めており、各地で大雨特別警報（レベル５・直ちに「命を守る行動」を促す）が発令されました。
特別警報は１２日１５：３０（台風上陸の９０分前）、静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県（１都６県）に発令され、１９：５０に、茨城県、栃木県、新潟県、宮城県（４県）、更に１３日００：４０、岩手県に発令されて、異例の１都１１県が非常事態となりました。
降水記録では、岩手県で１時間に９５．０ﾐﾘ、２４時間では箱根で９４２．５ﾐﾘ（総雨量は１，０００ﾐﾘ以上）を記録しました。
最大瞬間風速では、東京都・神津島で４４．８ｍ/ｓ（都心では歴代２位の４１．５ｍ/ｓ）、横浜市・４３．８ｍ/ｓ、千葉市・４０．３ｍ/ｓでした。
全国に及ぶ被害の全容は未確定ですが、風よりも豪雨による災害が多くなっています。
１７日現在で、死者７７人、堤防の決壊は、６８の河川で１２５カ所となっています（千葉県野田市においても、利根川が危険水位を越えて１３日０４：００に緊急警報が流れました。決壊しておれば被害は全市に及ぶ甚大なものとなるところでした）。
死者（７７）の内訳は、福島：２８、 宮城：１６、 神奈川：１４、 栃木・群馬：４、 長野：３、埼玉・岩手・茨城：２、 静岡・千葉：１となっています。
１５日の時点で土砂災害が１都１８県で１７０件（埼玉：５５、 静岡：１５、 岩手・長野・新潟：１２、 山梨：１０、 群馬：５件など） となっています。
１９号台風による特異な被害例として、北陸新幹線車両の水没です。 北陸新幹線全車両の３分の１に当たる１０編成、１２０両（Ｅ７系・９６、Ｗ７系・２４）が、新幹線車両センター（長野市赤沼）で水没し、被害額は３２８億円と推定されています。
水害は、千曲川左岸（長野市穂保）で約７０ｍが決壊・浸水し（深さ４〜５ｍ）車両基地に及んだものです。
更に、北陸新幹線の特殊な事情として、専用の設計・周波数を用いており、東海道など他の新幹線車両の代替使用は出来ない事情があり、全線開通にはなお時間がかかりそうです。
また、同センターの所在位置は、長野市のハザードマップ（車両センター設置後の制定）では１０ｍ以上の浸水予測があり、基地設置の事前調査にも問題がありそうです。
トピックス
�� 京五輪のマラソン、競歩は札幌で行う（案）浮上（暑さ対策）（１７日）。
�◆［疣妥傾帖�皇后、２２日即位。パレードは１１月１０日に延期（１７日）。
�� プロ野球・ドラフト会議の結果（１位指名のみ掲載）（１７日）。
西武：宮川哲（投・東芝）。 巨人：堀田賢慎（投・青森山田高）。
ソフトバンク：佐藤直樹（外・JR西日本）。 DeNA：森敬斗（内・桐蔭学園高）。
楽天：小深田大翔（内・大阪ガス）。 阪神：西純矢（投・創志学園高）。
ロッテ：佐々木朗希（投・大船渡高）４球団競合。 広島：森下暢仁（投・明治大学）。 日本ハム：河野竜生（投・JFE西日本）。 中日：石川昴弥（内・東邦高）３球団競合。 オリックス：宮城大弥（投・興南高）。 ヤクルト：奥川恭伸（投・星稜高）３球団競合。 ・・・以上・・・
釣瓶落とし
１０月に入って急に日没が早くなりました。１７時頃には暗くなります。
市内に「夕焼け小焼け」が流されて公園から子供の姿がなくなります。
記温の下がることもあって秋は淋しさを感じます。
秋の日は「釣瓶落とし」と言いますが、その意味や使われ方が違います。
子供の頃から、早く帰ってくるように、日暮れの速い様子を表す言葉として使われていました。 俳句でも「秋の季語」とされています。
２番目の使われ方は、釣瓶の様に速く落ちていく様子を指す意味では同じですが、「経済用語」として株価や物価が急落する様子に使われます。
３番目の使われ方は、全く次元の異なる比喩・幻想の世界です。
日本は農耕民族で、天候や季節の話が生活の中で重きを為し、「釣瓶落とし」という妖怪がいて、“木から突然に降りてきて悪さをする”という。
他にも「庚申塔」の謂れなど似たような風習があります。
※ 今日は何の日 ※
１９日 明治３３年（1900） １０代目内閣総理大臣に伊藤博文（第４次）。
２０日 昭和４２年（1967） 吉田茂逝去（８９歳）・戦後初の国葬。敗戦後、７年２カ月総理を務め、平和条約や日米安保条約に調印。
２０日 平成１６年（2004） 練習帆船「海王丸」（2,556総ﾄﾝ）富山湾で走錨・防波堤に漂着破損、（池田重樹船長以下１６７人乗組み）実習生ら１８人負傷。10/２船の科学館桟橋出港・台風２３号（奄美〜土佐清水〜泉佐野〜彦根〜甲府〜つくば〜房総沖へ）。（11/24クレーン船２隻で離岸、損傷検査・修理へ）。（18.1.5.修理完了・横浜で披露。1/10〜実習航海出港・海技学校5校生）。
２１日 寛政１２年（1800） 伊能忠敬・延亨２年（1745）〜文化１５年（1818）が日本全国図を作り始めた。文化１３年（1816）に「大日本沿海興地全図」を完成。
２１日 昭和３２年（195７） 「宗谷」が、第二次南極観測のため日の出桟橋から出港。松本満治船長ら８０人、永田武観測隊長ら５０人（全１３０人）。前部マストを門型に改造。随伴船（一次は「海鷹丸」）なし。
２１日 平成２２年（2010）羽田空港の国際便復活（昭和５３年５月２０日、成田空港の開港で羽田空港は主として国内線空港となる）。新ターミナルの供用開始で日本初の２４時間空港となる。
２２日 平安遷都の日。延暦１３年（794）桓武天皇が平安京へ都遷り。翌年朝賀の儀。
２２日 平成２２年（2010）羽田空港・国際便運航開始（国際線新ビル開業）。
２３日 明治２年（1869）電信電話記念日。公衆電信線の工事始まる。昭和２５年（1950）に日本電信電話公社（現・ＮＴＴ）が制定。
２４日 昭和１９年（1944） 戦艦「武蔵」６万４千�鼎�撃沈される。（フｲリピン・レイテ海戦・米魚雷１１本など）。（太平洋戦争16.12.8.〜20.8.15.)。
２４日 昭和２０年（1945）国連憲章に基づき国際連合（国連）発足。国連デー。
２４日 平成２１年（2009） 漁船「第１幸福丸」（１９�邸■舷余菫箸漾法Ｈ�丈島近海で消息絶つ。転覆漂流の該船を発見するも人影なく台風２０号接近で一旦捜索中断、２８日午後改めて捜索の結果、転覆遭難船の中から９０時間ぶりに３人の生存者を救出した。（遭難後の生存新記録。巡視船「いず」特殊救難隊（ウミザル）の活躍。全国からの賞賛。）
２５日 昭和１９年（1944） フｲリピン・レイテ海戦。レイテ湾突撃、総力決死作戦。第二艦隊司令長官・栗田健男中将（旗艦・重巡「愛宕」、空母４隻「瑞鶴」「瑞鳳」「千歳」「千代田」を失う）敗退。（太平洋戦争16.12.8.~20.8.15.)。
２５日 昭和２３年（194８） 「宗谷」第２５次引揚業務（10/25小樽〜10/31函館）ソ連・カラフト真岡から（第１４回目）８３９人を収容・引揚げ帰国。
※ 季節の句 ※
山は暮れて 野は黄昏の 薄かな 与謝蕪村
海の面や 釣瓶落しの 日の名残り 石居雪明
大利根や 緑沈める 秋出水 若さ
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