善子「いざ函館空港へ
函館市電で湯の川温泉の駅まで行ってそこから、バスに乗って空港まで行くわよ。
」
ずら丸「善子ちゃん、なんでわざわざ湯の川駅まで行くずら?函館駅前からも空港行きのバスはあるずらよ。」
善子「調べたら、湯の川温泉からバス乗るのが片道、300円くらい運賃が浮くのよ。
節約は大事よ」
梨子「善子ちゃんて、意外とこんなときでも冷静で倹約家なのよね。
あとカメラ持って、みんなのことをいっぱい撮ってるのね🙂」
ずら丸「善子ちゃん、HAKODATEのPVの制作に必死ずらね
」
すると湯の川行きの市電が、ホームにやってきました。
ルビィちゃん「あ、お姉ちゃん
あの電車見てッ
」
ダイヤちゃん「なあに、ルビィ。
あ
あれねぇ、あの市電車体デザインは、函館アリーナで予選会を観たあとに、乗車した函館オリジナルデザインの市電ね。
ても私達が乗車していたのは、719号車でしたわ。
アニメ2期のHAKODATE回を見直せば、車体番号で確認できますわ。」
ダイヤさんもう一回、アニメを観ることを勧めてますね
ダイヤ「でもこのオリジナルデザインは、市電の中でもこの719号車と812号車のみなんですって。
そして812号車はイベント列車で、よくラッピングがされているそうですよ。
」
梨子「だから函館に着いて、アニメと同じデザインの車体を探していたけど、中々見つからなかったのね。
」
ダイヤ「でも最終日の帰る直前で、このデザインの車体に、出会えて乗車したのはある意味、私達は(運を)持っているといってもいいんじゃないかしら
」
ずら丸「前向きずら〜
」
ダイヤ「さあ次が降車駅の湯の川ですわ。
あ、駅には折り返しの電車が停車していますね。
あの電車が発車したら、私達の電車がホームに行って降車するのですね
」
ずら丸「あーーー
あの電車ーーー
」
ルビィ「どうしたのずら丸ちゃん
」
ずら丸「あの電車、番号が“719”ずら〜
」
一同「えーーーー
」
梨子「し、白い車体に赤のラインがデザインされているわ、、、
中々見つからない訳ね。違うデザインにラッピングされて、運行しているんですもん。」
善子「梨子ちゃん、実はもう見つけていたのよ。ただ私達はそれに気が付いていなかっただけ、、、
(遠い目)」
梨子「なに物思いにふけっているのよ、善子ちゃん!
タイムボカンの最終回みたいなこと言って
それとカメラを持っているの、今は善子ちゃんなんだから。ちゃんと画像は撮れたの?」
善子「魔界の波動の影響を受け、、、」
ずら丸「いわゆる撮ってなかったずらね
」
梨子「まあ言い訳はいいわ。
私も急なことでスマホ取り出すことできなかったから、画像は撮れなかったし」
ダイヤ「ずっと函館駅前から、あの探し求めていた思い出の電車が、30分間ずっと前を走っていた。
最後の函館の街の思い出では、また印象に残ったのかもね
」
つづく
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