魔界ラジオ 2003年4月25日収録
[お題:微生物]
リスナーから
『糞の微生物話』
もしかして…
ウンコ調べるの?
未発見の領域
…さぁ!!出すんだ
悪魔さん変態
…最低よね〜
ち、違うって
…新種の微生物が
自然を救うんだ。
どんな風に〜?
重油タンカー
座礁による海岸の
重油汚染で真っ黒
になったペンギン
や魚…その海域に
『重油を食べる』
微生物を撒いたら
数週間で片付いた
ビックリにゃ
糞内から発見?
σその通りだよ
…インクの色だけ
食べる微生物とか
動物性脂肪を植物
油に変える物も。
ダイエット用の
研究対象なのね?
糞害(憤慨)せず
聞いて欲しい話。
ふ〜ん。にゃ
φ(゚Д゚ )フムフム…タンカーの座礁などによる原油流出事故があとを絶たないが、石油を
食べる天然のバクテリアの働きを、燐や窒素などの養分を与えて活性化し、流出油の
分解を促すというバイオレメディエーション(微生物を使った環境浄化)製品の開発が
進められている。
原油タンカー「エクソンバルディーズ号」が座礁によりアラスカ州に約258000バレルの
原油を流出させ、数十万羽もの海鳥ほかラッコなど海生ほ乳類、数百羽のハゲワシなど
数多くの動物が死亡し、1931キロ以上の海岸線にも甚大な被害をもたらしました。
この時、アメリカ環境保護局とエクソン社が世界で始めて微生物を用いた
大規模なバイオレメディエーションを実施し、詳細な科学的データがとられました。
この時、微生物による原油の除去が行われました。
原油の中で成育でき、さらに原油を分解できる微生物が、
ほとんどの海岸に一般的に生育していることが明らかとなっていたため、
この石油流出事故では海岸に微生物の栄養分となる成分が550トン散布され、
微生物を増殖させて、原油の除去と海洋の浄化が行われました。
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