mixiユーザー(id:580466)

2019年07月17日20:47

294 view

無風

■花粉症ゼロ、孤独担当大臣… ユニーク公約で各党が持論
(朝日新聞デジタル - 07月17日 09:06)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5709141

基本的に今回の参院選は興味がない・・と言うか
与党が衆院で3分の2を占める以上、参院は衆院の
カーボンコピーでしかない。

その中で今回、個人的に注目しているのが
「NHKから国民を守る党」。その名の通りNHKの
受信料徴収を撤廃してスクランブル放送の開始を
訴える政党で、小泉純一郎ばりのワン・イシューを武器に、
それなりに支持を伸ばしている様子。
(もしかしたら2議席ぐらいは取るかもしれない・・)

何より面白いがの政見放送。ニコっと笑って
「NHKをぶっ壊す」とか「不倫・路上カーセックス」を
敢えて何度も繰り返し読み上げる。これをNHKのスタジオで
堂々と言えると言うのは、それはそれで言論の自由が
保障されてる証拠だなあ・・・と妙に感心してしまう


(3:00あたりからが最高ww)

参院選そのものについては「社会保障」が今回の
大きなテーマだろう。年金収支は歳出が53兆円に対して
歳入が39兆円程度。残り14兆円は税金だ。

ただそれ以上に医療費と介護費の歳出が今後は
ガンガン上がって行く。社会保障給付金に至っては
現在120兆円、2025年には140兆円、2040年には
190兆円に増える。税金はこのままでいいのか?

年金はマクロスライドするので制度破綻はしない。
ただその制度上、デフレが続いたり子供が増えなければ
徐々に減額して行く。自営業で国民年金しか入ってない人は
月額5万円程度に減るだろう。しかしそれよりも
医療費・介護料の自然増が喫緊の課題。医療薬の過剰処方や
高齢者の実費負担増額など歳出削減はまだまだ
切り込めていないし、一方で子育て世代への補助は
まだまだ手ぬるい。

年金も医療費もデフレ脱却も基礎的財政収支も
全ての課題は、突き詰めれば「出生率の低さ」に行きつく。
共産党じゃないけど、年金については積立金が170兆ほどある。
マクロスライドと積立金で何とかなるだろう。
2000万円問題については殆どの人が年金だけで老後を
過ごせるとは思ってないし、赤字補填の税金も
今後の予測値を見る限り医療費・介護費よりはマシだ

基礎的財政収支もしばらくは国債刷ってればいい。
対GDP比が220%ほどで、近年はほぼ増加していないし
その状態でも金融市場の日本に対する信頼は頽落するどころか
政治的要因も相まって相対的に上がっている。
教条主義的に「プライマリーバランス黒字化!」を
叫ばなくても、しばらくこのままで大丈夫だし
ハイパーインフレなんて最早オカルトの域である

消費税については子育て世代への投与に集中すべき。
「補助金もらえる」とか言うレベルじゃなくて
産めば産むほど得をする、生活が楽になるぐらいの
ドラスティックな税金投与が必要だと感じる。

3%の消費税導入時はインフレ率が増税額よりも多かったから、
景気への影響は少なかった。これが5%、8%となった時には
既にデフレ状態だったので実体経済に影響が出た。
これは各種の数字・統計が示している事実なので、
野党が増税反対を叫ぶのはあながち間違いではない。

ただ景気浮揚の為に韓国のように急に最低賃金を上げると
(韓国は2年で29%も上げたアホである)
企業が人員削減に走ってしまって逆効果になる。
最低賃金も消費税も、徐々に上げるべきなんであって
人気取りの為に「1500円だ!」だの「増税廃止だ!」だの
言うからおかしな話になる。与野党ともにマクロ経済的な分析を
ベースにした、客観的に妥当性のある政策を示して欲しい。
その意味ではやはり、現状では与党の公約がベターか。

外交・防衛については割愛。今回の参院選の
メイン・イシューではないと考える。
8 11

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する