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2019年07月08日10:53

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『ノーザン・ソウル』感想

〜1960年代にイングランド北部の労働者階級の若者たちから生まれた音楽ムーブメント「ノーザン・ソウル」の最盛期である70年代を舞台に描いた青春ドラマ。1974年、イングランド北部の町バーンズワースで暮らす高校生のジョンは、学校にも家庭にも居場所がなく、退屈な日々にうんざりしていた。そんなある日、両親の勧めで仕方なくユースクラブを訪れた彼は、ソウルミュージックに乗って激しく踊る青年マットと出会う。マットが傾倒する「ノーザン・ソウル」にすっかり魅せられたジョンは、高校をドロップアウトして家も出ることになり、マットとコンビを組んでDJとして活動するようになるが……。人気ファッションフォトグラファーのエレイン・コンスタンティンが初メガホンをとり、自身が体験した当時の熱狂をリアルに描き出す〜<映画.comさんより>

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すみません、イギリス北部と聞くと、見逃すわけにはいかないもので・・・うれしい顔
あのアクセントがたまらないんですわ。英国人ですら、理解できない人も多いという(笑)

音楽映画なれど、見事に、挿入歌、1曲も知りませんでした。
でも、全く知らなかったゆえに、その当時のソウルミュージック、興味深かった。

物語はシンプル。
ひたすら、70年代英国北部の音楽ムーヴメントNORTHERN SOULがじっくり描かれていきます。

冒頭の方で、大好きなスティーブ・クーガンが出てきて、超ビックリ!!!
『24アワー・パーティ・ピープル』の流れのキャスティングに間違いないぃいいい!
残念ながら出番は短かったけど、これは加点ですよ、加点(笑)

退屈な日々の中、主人公ジョンがある日突然出会ってしまった、ソウル・ミュージック。
そこからののめり方がハンパない。
学校辞めて→家を出ちゃう→バイト始めて、レアなレコード探しに、DJ活動。
それだけならまだいいんだけど・・・やっぱりというか、ドラッグが絡んできちゃうの。
まあ、それを飲んで、イケてるソウル聞きながら、オールナイトで踊るみたいなのが、このカルチャーの基本だったようで。。。
教えていただきましたバッド(下向き矢印)
https://www.banger.jp/movie/4559/

何より面白かったのが、「COVER UP(隠蔽)」という言葉。
通常DJは、かける曲を誰の何という曲かを紹介する。
だが、あまりにも素晴らしい曲を発掘した時、わざとそれを隠すのだ。
皆がノレる曲をかければ、そのDJの人気もあがる→信頼が集まる→仕事も増える
ゆえに、そういう曲を他のDJに使われないようために、わざと内緒にするのである。
皆が燃える曲をかけたければ、自分で見つけるしかないのだ!

マット役に『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト』のジョシュ・ホワイトハウスだったんだけど、こっちの役の方がめっちゃいい!
『モダンライフ〜』はもう、甘すぎて、甘すぎて・・・。

しかし、今更ながら、イギリス映画って、60年代モノでも70年代モノでも、すんなり作っちゃうのがすごい。
建物や道なんかは、古きものがそのまま残ってるし、まあ、セットで作ったりもするんだろうから、それはさておき、何より「まさに当時を生きていた」っていう顔つきになるキャスト陣の変身ぶりが、いつも、いつも、すごいなあって。
エキストラの1人1人も、当時ぃいいいの人に成りきってるもんね。
衣装、メイクもかなり活躍してるとは思うんだけど、いやはや、毎回、感心する。

というわけで、当時のユースカルチャー、楽しませていただきました。
3.5☆
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