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2019年06月04日10:58

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【映画日記】『【ゲキ×シネ】 「髑髏城の七人 Season風」』〜花には劣るが、風もまた良し〜

 6月3日、月曜日。

 徹夜という万全の状態で職場に向かったが、大阪地下鉄中、最大の路線で人身事故が発生したらしく、他の路線にも影響を与えまくったため、見事に3分遅刻した。が、延着証明を提出したら「いらないよ。3分、残業すりゃいい」と。そういうシステムなのか。知らなかった。

 この日も、通常業務を行う以外には、何か作業を探さないといけない状態であった。あ、これは一気に来る気配。来週&再来週、恐らく修羅場となろう。といった中、「あ、これしておこう」として、なにかしら、する事は見つかるものだ。

 昼。休憩。大型電機店に赴き、取り置きしていただいていた【真空断熱アイスコンテナー】なるものを購入。

 ついでにラース・フォン・トリアー監督の『ヨーロッパ』のDVDを購入。廉価版だけれど新品購入は久方振り。かったるいけど好きなんだわ、コレ。ま、トリアー作品中、最高傑作は『キングダム』(未完)だけれども(←断言) 『奇跡の海』、『イディオッツ』までは突き抜けてたなあと思う。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』や『ドッグヴィル』も好きだけれど、トリアーの最盛期は『イディオッツ』までだろう。初期だと『エレメント・オブ・クライム』も好き。これまた非常にかったるいけれども、好き。

 戻る。サクっと上がって久し振りに新作映画チラシの収集。といっても3館だけだけれども。

 新世界以外の劇場に足を運ぶのは2ヶ月超振りだ。なんだか驚く。ホント、ひさびさだ。

 なんばパークスシネマにて『【ゲキ×シネ】 「髑髏城の七人 Season風」』を鑑賞。

 3月に『Season花』を、すこぶる面白く観たけれど、続く『Season鳥』は観逃した…… が、今月、梅田ブルク7にて1回だけ再映されるらしい。過去の【ゲキ×シネ】シリーズで唯一未見だった『「髑髏城の七人2011」〜ワカドクロ」』も1回だけ上映してくれるらしい。どちらの日も空いている。なんとか観たい。

 さて、『【ゲキ×シネ】 「髑髏城の七人 Season風」』である。

 マイミクさんが録画して下さった衛星放送バージョンは観ている。【ゲキ×シネ】として編集される前のものだ。当然、同じスジであるのだが随分と印象が異なるのが、ならではである。編集って凄いな。向井理の殺陣が上手く見えるぞ。カット割りまくってるから。ただ、無界屋蘭兵衛(=森蘭丸)を演じているけれど、どうも違和感が拭えない。ポスター・ビジュアル解禁時は「おぉぉっ!! なんかオーラが凄いぞ!! 15年前の及川光博っぽいぞ!」と期待したのだけれども、実際に観てみると森蘭丸のイメージには程遠い。明智光秀ならハマると思うが、蘭丸は違うなー(←『Season花』では山本耕史が演じていて、彼もイメージでは無かったけれども演技力で押し切った。凄かった) それにしても、目張りが凄かった。SOPHIAのボーカルのまっつん(=松岡充)かと思った。中盤、長髪の片側を上げて額を出した場面など小池栄子にしか見えなかった。終盤の眉毛消しメイクではオダギリジョー化していた。要するに、コレといった個性・魅力が、本作では見えなかったのである。残念。

 主役の捨之介を演じるのは松山ケンイチ。『Season花』では小栗旬が演じていた。あの小栗旬も凄かった。あれが彼の真価なのだな、と。対して、本作の松ケン。悪くない。小栗旬とは、また異なる捨之介像を構築してきた。彼は、映画『天の茶助』あたりから、台詞回しの織田裕二化が激しく、本作でも同様であったけれども、アクションが凄いわ。動く、動く。なんだ、あの下半身の強さは。動きまくっても息が上がっていないのが凄い。日本アクション界の重鎮・谷垣健治が舌を巻いただけのことはある。曰く、「ちょっと教えたら、バク宙でもなんでも、すぐに出来ちゃう」とのこと。二役(天魔王=織田信長)は、ちょっとケレンが過ぎたかなとも思うけれど、終盤で盛り返した。

 他の客演には、田中麗奈、山内圭哉、生瀬勝久(そとばこまちっ!!)ら。

 太夫を演じた田中麗奈は、まあ健闘。狸穴二郎衛門(=徳川家康)を演じる生瀬勝久の硬軟の織り交ぜ振りは流石だが、『Season花』の近藤芳正が素晴らし過ぎたからなあ。そのため、やや霞んで映った。所属俳優の橋本じゅんはタイプキャストだけれど、やや滑った恰好。結局、イイところを持って行ったのは山内圭哉。笑殺軍団リリパットアーミー時代に何度か舞台で生を見ている。巧い。映画だと『マイ・バック・ページ』が助演男優賞物の名演だった。あ、あれも主演は松ケンだったな。

 3時間超、充分に楽しんだ。『髑髏城の七人』シリーズは、ほぼ同じスジなのに飽きない。キャストが違うと、こうも違うものかと思う。個人的には『Season花』の方が断然に好きだけれど、本作も良かった。未見の4作品が楽しみだ。


 鑑賞後、朝まで映画をハシゴして、その後、一旦、家に帰り、また朝から映画……、とも思ったけれど職場へ。現在、<朝出勤→夕刻退勤>のシフトばかりで、夜の仕事が全然わからない。予定では、4月から<昼出勤→夜退勤>のシフトも体験するはずだったのだけれど、なんだか僕の手の届かないところで色々とあって、直前に「しばらく今のシフトでお願い!」となった。そして、現在まで、そのままとなっている。だから、折を見て、夜の作業の流れを教えてもらいに行く。

 この日も含めて、これまでに数度、あれこれと教えていただいた。まだまだ覚えきっていないけれど、少しずつ。

 拾っていただいたのだから、「雇って良かったなあ」と思っていただけるようになりたい。少しずつだけれども、一歩一歩、前に。

 始発で帰宅。

 とりあえず、教えていただいた作業の内容を記録して、さきほど人心地ついたところ。

 昼から、未見の『日本列島』を観て、更に『密告』、『らせん階段』(ロバート・シオドマク監督版)あたりを狙っていたけれど、諦める(←『密告』、観たかった!!) 『日本列島』は、まだチャンスがある。

 ま、でも映画は余裕があったらでイイ。

 久々のシネコンは楽しかったし。

 以上である。


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