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2019年06月08日10:59

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東京編が評判悪いようだが、北海道編のときからドラマとしては

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破綻していた、と私は見ていたから、それなのに、北海道編の評判も視聴率も良かったんだな。それはひとえに草刈正雄のツンデレじいさんの力だった、というか、そこしかなかった。なんでかんでも、草刈頼み!これはもう酪農少女でいけばいいだろう?と視聴者をひっぱっておいて、今度は東京でアニメーターになりたいだとお?

なんでそんな展開になるのか?がさっぱりわからないし、ヒロインの夢へのこだわりも弱過ぎる。絵が好き、という描写はあっても、朝から晩まで絵を描く、マンガを描くというレベルでないとそこにマンガ映画だの、アニメーターだのは出て来ない。

ところがそこを省略して、草刈じいさんとの交流をメインにしてしまったものだから、これは破綻するしかない。なにしろ繊細なコージ、じゃなく戦災孤児プラス十勝の酪農プラスアニメーター、というまるでステーキプラスハンバーグプラスエビフライのファミレスのディナーセットだから、お得感というよりも浅くなるだけで、味覚が混乱するのは当たり前。つまり最初の構想が、広がりすぎた。しかも東京編では、当時の日本のアニメ界の説明もなにもないから、ヒロインがどういう場所で仕事をしているかがさっぱりわからない。もちろんモデルになった東映動画があったし、重要なのは手塚治虫がアニメ制作にのりだす直前がいま、なのだ。マンガにおいても、アニメにおいても、手塚治虫を描かないから時代性、リアリティがないのも当然。

それは今後描かれていくのかもしれないが、当時若手アニメーターだった宮崎駿だって、手塚治虫に憧れてマンガばかり描いていたのだ、しかし絵がどうしても手塚に似てしまう、そこでアニメをめざした。当時、多くのアニメーターのなかにも当然手塚治虫の影響力はあった。ところが戦後のマンガ文化とヒロインの接点がまったくないのが、大きな、致命的な、今までの欠点だ。

そこを払拭できるのか?私は手塚治虫らしき人物が唐突に登場しそうな気がする。そしてまたまたおかしな方向へ、ドラマは進んでいくのかもしれない。


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