平成を思う

　いよいよ平成も、本日で終了となります。昭和生まれな世代ですが、世の中で遊びを覚えたのも平成でしたので、いろいろと思い出の詰まった元号です。昭和が終わったとき、私は、DQ でバイト中でした。TV が特別番組構成になると予想し、レンタルビデオ店に向かいましたが、めぼしい作品は貸し出し中で、やむなく TV を見ていましたね。

　平成の最初は、大学生で、夜遊びを覚えて、ある意味で人生で自由な生活を謳歌していたともいえるかもしれません。そして、就職して、世の中の荒波というものにもまれて、何とか今日を迎えています。

　もともと、家族で仕事中にラジオから流れてくる曲を合唱している家だったので、歌うことにはあまり抵抗はなかったのですが、人に自分の唄を聞かせることは、なかなかできませんでした。そんな自分も、夜の世界にデビューすると、カラオケという存在に魅了され、次第に人前でも歌うようになったのが昭和63年でした。カラオケボックスというものができて、夜の街にいくよりも安く歌えるようになり、歌うことにハマり出しました。

　大学を卒業し、地元に戻ってきましたが、友人と呼べる存在がほとんどおらず、一人国分町にいって歌うような生活を送っていました。そのころの友人に誘われて、mixi に参加しました、当初は技術的なことを話すつもりで参加しましたが、ふと、カラオケを行うコミュニティがないかな、と探してであったのが、TAKE でした。アニソンを歌う、ということに抵抗を感じていた30台でしたが、参加者が堂々と、しかもうまく歌いきっている姿をみて、自分も精進せねば、と思い、アニカラを中心に歌っていました。そうこうしているうちに、JAM Project という存在を知り、どんどん深みにはまっていき、その勢いは、自分でコミュニティを作るまでになってしまいました。

　そんなことを過ごしていた平成も、いよいい今日で終わります。寂しいような、お疲れさんといいたいような、そんな複雑な思いが湧いてきています。明日の今頃は、高速道路の上に私はいます。令和元年にいきなり北海道にいくことになるとは、思ってもいなかった展開（?）ですね。北海道時代にできた友人や、その後にできた友人たちに会うのが、大変楽しみで、10連休も折り返しに来ているところで、ようやく楽しい時間となりました。

　気づけば、三つ目の元号となりますね。平成16年に亡くなった祖母は、明治、大正、昭和、そして平成と四つの元号を体験してきていますが、私も四つ目の元号を体験するまでは、生きていたいですね。友達付き合いがほとんどなかった小中高時代には考えられなかった、数多くの友人付き合いができている今に感謝をして、平成を振り返るのも閉じたいと思います。

　最後に、今上天皇に深く感謝を申し上げ、数多くの労苦にお疲れさまでした、と声をかけさせていただきます。大変ありがとうございました。