にぎわい座。19時開演、21時終了。
志ら鈴「元犬」
志らく「黄金の大黒」
志らく「茶の湯」
仲入り
志らく「藪入り」
開演直前。前列右サイドで席のトラブルがありました。いわゆる「ここ、アテクシの席ですが、お間違えじゃないですか?」というやつですね。
で、座っていた方のチケットを見ると、席番号があっている。はて?
よくよく見たら13日。つまり翌日のチケットでしたー。
そんなことある?
なんで来ちゃったんだよ!そしてなんでもぎっちゃったんだよ!!
ジジイババアは曜日感覚ゼロかよ!
まあ、何日だって何曜日だって大したことないんでしょうけど…。よっぽど志らくの公演が見たかったのかな??
まあ、そんなわけで。翌日のチケットの方はお帰りになったと思うのですが。
珍トラブルがあったもんですな。
さて。
前座の志ら鈴ちゃん。二つ目昇進が決まったそうです。よかったね。
実は女の落語家さんは初めて?です。
着物も男性の着方なんですね。手ぬぐいとか取り出しにくいからでしょうか?
演目は「元犬」
初めて聴きました。前座にして長かったけど、面白かったです。
すぐに志らく登場。
喉の調子が悪いらしく、聞き苦しいところがあるかもしれないといったとおり、終始お茶で口を湿らせていました。
「志の輔にいさんみたいな声になっちゃって。龍角散を飲んでも治らないわけですけど…」
と入口から毒を吐いたわけですけど。許すまじ志らく。
まくらはなんといってもワイドショーのこと。何を言っても炎上してしまう。
二十代からブラックジョークをかっ飛ばし、昔から芸風は変わってないんだけど。
最近じゃあ「うなぎを食べました。おいしかった」と書いただけで、
「絶滅危惧種のうなぎなんか食いやがって!」と怒られた。←さすがにこれは可哀そう。
でもそーゆーことなんだろうね。
志の輔師匠が「うなぎ食べた。おいしかった」って言ったら、どこのうなぎ屋ですか?
ワテクシも食べに行きたい!となる。
黄金の大黒のサゲは、
長屋の住人「芸者呼んで来い!」
大家「大黒様! どこに行かれるのですか?」
大黒「芸者を呼んで来いっていうから、弁天呼んでくる」
でした。
次に茶の湯。
型通りの茶の湯で特に変わったサゲ゛もなかったです。
気になったのは、茶筅がピーターで手作りの羊羹がジョンソンだったこと。
面白かったのは、セッケンや石油を入れだすとご隠居が
「致死量は入れないんだから!」って怒るところ。
致死量に達しなくてもダメだろ、と思いつつ。あれは実によかった。
藪入りのサゲはおとっつあんが息子の亀を殴ってしまったあと、誤解がとけて
ねずみの懸賞で当たったお金が原因だったため、ほっぺにチューという…。
アテクシは常々、志らくとは合わねえな…と思っていたんですけど。
ワイドショーのコメントしかり、番組しかり。
何かのお笑い番組で3分間クッキングみたいな「死神」は聞いたけど。
よくよく考えたら、ちゃんとした落語を聴いたことがないな、って思いまして。
そんなんで嫌いだとか言うもんじゃないな、と思い今回のチケットをとったわけです。
結果。やっぱ合わねえな、と。
もやもやがすごいんだよ。
なんで茶筅がピーターなの?
羊羹がジョンソンなのはなぜ?
志らくのフリークならわかるのかしら?ってゆーか、フリークにしかわからないネタやんじゃねーよ、ってなるんですよねきっと。
演目にもよるんでしょうが、笑いどころが多いわけでもなく。
わーっと泣かせるわけでもなく。
好きな演目があったら気が狂っていくこともあるかもしれないですけど。
もうないな。って思いました。
ログインしてコメントを確認・投稿する