「看取りの家」をめぐっての住民反対運動について、取り上げられていた。
かつての日本は、産婆さんが家で赤ん坊をとりあげ、そして、老人や病人が床の間で息をひきとるのが当たり前であった。
各家庭に「生と死」が同居していたのである。
私が幼い頃には、高齢者向けのディサービスも今ほどは数がなく、老人ホームなどへ自分の親などを入所させれば「面倒見のない家族」扱いされる傾向があったように思う。各家庭での介護と看取りが当たり前のような世の中であれば、このような反対運動はおきなかったように思う。
しかし、現実として「肉親による介護」では感情が優先してしまい、悲劇につながる現状もある。
「他人だからこそ、できる介護」への理解のある社会になってほしい。
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