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2019年02月26日21:39

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ミクシィの新たな船出に(40)(「七里ガ浜の哀歌」を歌う)

 人生、なるようにしかならないのだと思う。

私の母は、幸せに亡くなることができた。 そして、それには、 たぶん、私の介護の気持ちも入っていると思う。   最期の最後に 私の目を見て笑って亡くなったのだから。

でも 子供の頃 遊んでくれた 明るいおばさんが、  

一人アパートで暮らしていることを知りながら、 遠い地で働いていたので何もしてあげられなかったのだが、   なんと、その人は 家族からも見放された形で、 そのアパートで孤独死していたことを近所の人に発見された。

 何もできなかった。

もし力があれば、 お金やゆとりがあれば、 少しは助けてあげられたと思うし、 ほんとうは 母と同じに介護してあげたかった。

 でも なんにも なんにも、何も、  出来なかった。

  
辛い隙間風が さらに吹き荒れようとしている 高齢化社会の現代日本、 今、できる限りのことをしたいと思っている。  でも  あがくだけで 結局、何もできないで終わるかもしれない。


なるよういしかならない、因果の深さ。

でも、 だからこそ  精一杯は 、、、というより 全身全霊で私は前に進みたいのだ。

彼女が家族から、(親戚からも)見放されたのは、 浮気。

・・・・。

母も けして 完璧な母などではなかった。

子供の頃 学校の先生から いじめにあって 心身をおかしくしていったとき 母に訴えても 母は 信じてくれなかった。

学校の先生を信じていたし、その頃の社会の空気で教育ママにもなっていたからだ。

だからといって、 愛情が無かったわけではないはず。

私は、やがて、孤独になり、 二度ほど ほんとうに気が狂ったことがある。

これは体験したことのない人には解らないみじめな世界だ。

でも、 そんな母は 幸せになってはいけないのだろうか!

違う。 どんな人も 同じだ。  どんな人も 失敗もあれば 欠点もあり、 社会に反する行いを行ってしまった人も それには長い因果もある。

みんな、幸せになる権利がある。

どんな誰もが。

そして、最後に 私の母の目は、 そのすべてを教えてくれていた。


母は、母だった。   


もし あの時に そのいじめの原因がわかる形で知ることができ、 そして そのおかげで私が衰弱して死んでしまっていたとしたら、  母は  普段おとなしい母は  突然狂気の怒りや悲しみを知ったのかもしれない。

さて、 私は その後 やっと何かに気が付いてくれた両親により 転校することができ、 その新しい学校から 虚弱児施設に入ることができたのだけれど、

その
    美しい海辺の虚弱児施設には、 優しくおおらかな先生方と 純真な子供友達たちがいたことで、

私の心身はよみがえることができた。

なので、  その施設にしても  ふつうにやさしい先生が多かっただけなのだろうけれど、   

私は、親と同じように、 子供たちを愛してくれる人たちが ほかにもいるという事を始めて知ることができた。


教育者は、時として親以上に 子供たちを愛するときがあるという。

そんなこころの一端を 私は子供の頃に知ることができた。


この施設についても いつか詳しくお話するときが来ると思う。


子供時代の「地獄から天国」への さまざまな物語があったからだ。

事実は小説より奇なりそのものの 深い、なかなか聞かない^^物語が・・・。


おっと 前置きが長すぎました^^。


今日は、 私の 「七里が浜の哀歌」という唱歌のの歌の動画を紹介します。

(昨日おやくそくしたとおりにです^^)





冬のしけで 海の波にのまれて亡くなっていった生徒たちへの鎮魂の想いを、その学校の先生が作詞して歌われるようになった唱歌です。

生徒の母親が 何もいらないから子供を返してくれ、と狂気の目で訴えてきたことと 自身の悲しみを歌った歌詞なのです。

親の悲しみと学校の先生の悲しみが、かさなる 想いの深い、 命への鎮魂歌です。


自分も いじめで心身が弱っていた頃、 肺胞が一度全滅する肺炎で、命を落としかけています。

この歌は、そのことをも思い出す歌で、 

結局、命って愛情の中にしか見えてこない、ということを 思い起こさせてくれる歌のひとつになっていると思います。


これからを生きるこどもたちへの愛情と同じように これから大自然に帰りゆく命を最後まで守る心も  同じ 命への愛情です。

そこには、リハビリへの熱い いくつもの想いもあるのですが、 

きょうは、 その心の部分、 熱い熱い命への想いを  ひとつのすばらしい唱歌を通して歌い語らせていただきました。


以上です。





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