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2019年02月08日08:29

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談笑一門会

 談笑一門会。


 開口一番:談洲さん(前座)「浮世根問」。

 マクラで、Siriに話しかけたら返事が面白かった話。ネタの前振りにもちゃんとなってる。

 ネタ。古典では八っつぁんと知ったかぶりの大家さんの話が、途中から攻守交替する改作。面白い工夫で、談笑一門らしい。オチは今ひとつだったけれど今後に期待。演劇っぽい悪癖も抜けて、二つ目近し、と感じられる。それで自分のスタイルを模索し始め、改作に挑戦したのかな。



 仲トリ :吉笑さん(二つ目)「親子酒」。

 マクラ。古典をやると客席とギャップがあるそうな。さもありなん、彼は新作の人っていう印象が強いものね。このネタは6年ぶりに演じるそうな。

 去年の5月、骨折を機に「売れるまで」と願掛けし禁酒中らしい。その上で、酒の上での失敗談をマクラに振っていた。オカシイ。本来は相当、酒癖が悪そう。酒癖の悪い人って、身近にいると迷惑だけど話を聞くだけなら面白い。ネタが短めなためか、マクラたっぷり。

 ちなみに、ホッピーには1%弱、アルコールが入っているそうな。

 ネタ。マクラから自然に入った。むかーしも思ったけれど、古典をやらせても普通に上手い。


 仲入り


 膝代わり:笑二さん(二つ目)「一眼国」。

 マクラ。大阪の十三での浪曲師・真山隼人さんの会に招かれたら、隼人さんが食中毒で倒れたという話。隼人さんもタダモノではないね。オカシイ。

 ネタ。ニュアンスというか、語尾の発声が特に上手い、気持ち良い。ジャズのような裏でリズムを取るような発声。恐ろしげな噺が特に合う声だと思う。この噺とか、「もう半分」とか。

 ストーリーも、アル中が登場するよう工夫されていた。今日は中毒噺が三つ続く。



 大トリ :談笑師(真打、師匠)「シャブ浜」。

 マクラで、若者を懲らしめた話。低空飛行問題。昔、TVの企画でホッピーを8リットル飲んだ話など。オカシイ。

 ネタ。かつて幻のネタだった「シャブ浜」。ゲテモノっぽい題材を人情噺に仕立て上げる手腕は流石。特に時間がブンブン飛ぶ演出や、シャブを打つ演技はリアルで寒気がするくらい。聞いたのは二度目だったけど、最初同様、のめり込んで聞きました。圧巻。
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