■高校教頭、過労自殺と認定 「上司がパワハラ」遺族訴え
(朝日新聞デジタル - 02月01日 05:16)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5479984
43年間、大阪の公立高校で教えてきましたが、
ある意味、中学・高校の教諭の仕事ほど、激務はありません。
全ての仕事を忠実にこなそうとしたら、一日48時間は必要なぐらいです。
たぶん、この教諭は人一倍生真面目な性格だったのでしょう。
僕の現役時代でさえ、精神的におかしくなる同僚が2〜3人はいました。
彼らは共通して、誠実、生真面目、完璧主義者でした。
僕は天性ちゃらんぽらんな性格で、優先順位の下の方の仕事は
徹底的にサボりました。
クラブ活動の顧問は、内規によって運動部と文化部が義務付けられていましたが、
運動部は体育の教師に丸投げ、土・日・夏休みの付き添いは断りましたから、
体育の教師連中には評判が悪かったですね。
僕が時間と精力を集中したのは、授業とクラス経営でした。
授業こそ教師の主戦場ですから、これは当たり前のこと。
まず、教師用指導書は端から無視しました。
あんなもの忠実に守っていては、英語嫌いを増やすばかりですから。
教材・教授法研究と生徒指導は「これで充分」という限界がないのです。
やればやるほど足りないところが見えてくるのです。
そのため、僕の授業では居眠りする生徒はおりませんでした。
「俺も俺も」と発言したがるため、たいへんうるさく過熱状態。
「居眠りしたら損だ」というノリで大勢が手を挙げます。
おかげで担当クラスの成績は目に見えて上昇しました。
「アンタ、どんな授業してるんや、うるさいな」と同僚から言われました。
当たり前です、語学の授業を黙って受けるなんてナンセンスじゃないですか。
あっという間に終了のチャイムが鳴るため
「50分の授業が短すぎるわ」と生徒が文句を言うほどでした。
新卒の教師たちが「授業参観させてください」と頼みに来ましたが、
「エエよ、けどこれ職人芸やから真似でけへんのとちゃうか」
と予め言ってから見せてあげたら、納得した様子でした。
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