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2019年01月10日22:26

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ふと「統治行為論」を思い出しました

■韓国大統領が日本批判「政治家が争点化、賢明ではない」
(朝日新聞デジタル - 01月10日 12:15)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5451140

国家間で既に成立した約束と、自国の違憲立法審査の関係として、ふと「統治行為論」を思い出しました。

日米安保条約の合憲性が争点になった砂川事件で、最高裁は「国家統治の基本に関する高度な政治性」を有する国家の行為については、裁判所による法律判断の対象から除外すべき、という「統治行為論」により、合憲性の判断を回避しました。

学生時分にこれを習った時には、「訴えの争点から逃げるなんて、司法の責任を果たさずにけしからん!」と考えていたわけですが、
今回隣国で、統治行為論に依らずに「三権分立」で判断した結果がこれなのだな、と思うと、

もし砂川事件で最高裁が真正面から判断を行い、違憲判決でも出していたら、日米の国家関係がああなっていたのだろうかと、
統治行為論による判断回避も現実的な問題としては必要なことだったのかもな、と
しみじみ感じたところです。
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