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2019年01月07日12:37

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肉食わせる店ばかりになってきた件について

去年までは海鮮系と鶏系の店の開店が続いた十三の町、今年に入ってから、次から次へと肉系の店が進出してきている。
全国的に鶏店が流行ったのには理由がある。
鶏肉はとにかく値段の変動がなく、常に安定した供給が見込める。
ブロイラーなんか工場生産品に近いから、いろんな意味で計算がしやすく、しかも原価そのものが安いから経営上、とても都合がよい。
しかし、どこもかしこも鶏屋になって差別化しにくくなったところでボコボコ出来たのが海鮮屋。
魚介類は単価が高く、売り上げが立てやすい。
とはいえ、天候に左右されるうえ、値段も上下するし、鶏と違って季節によって流通するものも違うからなにかと大変。

そこで出てきたのが肉屋。
牛、豚などの畜肉は鶏ほどではないにしても、常に安定した価格で供給されている。
それ以上に海鮮と比べてやりやすいのは職人がいらない、調理技術が最小限で済むところ。
焼肉なんかやと、調理するのは客自身で、極論すれば切って出すだけ。
もちろん、切り分けに技術はいるけど、魚おろしたりするのと比べれば段違い。
肉は繊維の方向さえ把握しといたらどうにかなるけど、魚は解剖で、それも種類によってやりかたが違うからね。
うちでも手を焼いてるし、面倒臭いからやってもらえる場合は魚屋さんに頼むもん。
つまり、肉関係ならマニュアル化も容易やし、安くで雇えるバイトでも短期間の研修でそれなりに仕事してもらえるようになるが、魚はそうはいかず、気まぐれで高給の職人をあてにせなあかん場合が多いってことやな。

それにしても、肉食わせる店がこんなにボコボコできて大丈夫なんやろか。
西中みたいに、肉中島と称してイベントを多発、わざわざ食べに来る人も多いとこならともかく、なんしか十三やからね。
そもそも、肉は安い言うても単価は高いから馴染み客でも来店頻度は高くない。
この夏に出来た焼肉屋の一軒は早くも迷走してるし、1ヶ月前にオープンした店も平日はガラガラ。
一気に全国に広がったいきなりステーキの売り上げも完全に頭打ちになっているという。
そらそやわな、都会でこそ受けるけど、地代が安くて人の少ない地方では立ち食いである必然性はないし、そもそも回転率低いもん。
最初は物珍しさで行ったとしても、リピートはなかなかせえへん思うで。
飲食業は栄枯盛衰、流行り廃りが激しいから、当たったらでかい代わりにリスクも大きい。
まさにハイリスクハイリターンの典型やのにね。

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