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2018年12月16日10:10

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小粒でも多機能DAP HiBy R3を買う

DAPの話。

メモリーに音楽を蓄えるデジタルオーディオプレーヤー。
SONY WALKMAN、APPLE iPod、が主流だった時代は過ぎ、今は百花繚乱。
数千円から数十万の高級機まで、スマホと競合しつつ面白くなり、
通信インフラに音楽が流れるストリーミングの対応も始まっています。

今、DAPを開発生産しているのは主に中国、そして韓国と日本。
特に中国は複数のメーカーが競い合い進化が早い様子。
欧州や米国のメーカーからは既にDAPが殆ど無くなっているような。

対応音源について
音源としては、ファイルサイズが小さくなる非可逆方式(mp3等)から、
CDフォーマット同等の音源を数分の一に縮めて戻せる可逆圧縮音源、
ファイルサイズがCDの何倍も大きなハイレゾ音源の3つの大別出来ます。

ハイレゾは従来のPCM(WAVE)方式を物理的に拡大した方式と、
ダイレクト・ストリーム・デジタル(DSD)と呼ばれる方式。

ハイレゾの欠点は、CDの数倍〜十数倍にもなるファイルサイズ。
これはそのまま通信データ量の増加となって、メモリーも圧迫します。

そこで登場したのが、MQAフォーマット。
音楽家がスタジオで聴いている音に近い音をユーザーに届けるという
コンセプトで生まれた、非可逆圧縮方式です。
せいぜい、CDの倍のデータ量に、ハイレゾデータを格納するので
ストリーミングの通信データ量でも利用が可能で期待されています。

だが、まだ対応は少なく、DAPで市販されているのは十数機種程度でしょうか?

購入したDAPは
クラウドファンディングで成功を収めた小型プレーヤーが
国内代理店経由、家電量販店の一部店舗で買えるようになっていて、
MQAにも対応したと聞いて、俄然興味が出て来て買ってみました。

中国メーカー HiByMusic
そのHiBy R3というモデルです。

クラウドファンディングで成功し、市販に移行しました。
元は220ドルくらいでしたが、現在は189ドルで売られています。
日本国内では3万という所ですか。

生産は、中国の東莞。
ここは世界の工場、電子のメッカである深せんから近いそうです。

アルミ合金シャーシ、タッチスクリーンの3.2 インチ IPS画面、
3.5mmアンバランス端子と2.5mmバランス端子を搭載。

ESS Technology 製DAC、ES9028Q2Mを搭載。
DSD256(11.2MHz)とPCM384kHz 64bitまで対応。
特に、最新ファームウェアでMQAフォーマットに対応するとか。

これは、現在出回っている音楽フォーマットのほぼ全てに
対応可能と言う事です。

WiFi, DLNA, Airplay, Apt-Xにも対応。
Bluetoothでスマホと連携も出来ます。
ストリーミングのTidalにも対応。

本体内蔵メモリーは無い設計。
MicroSDは2TBまで行けるそうで、現在市販されている
512GBも余裕と言う事ですね。
そこまで増やすと、曲数が増えすぎて管理出来るかどうか?

外装
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内箱
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黒く高級感が有る紙箱の蓋を持ち上げると本体が。

下段に付属品
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内容物
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マニュアル(日本語無し)、保証書、合格証。
ガラス製保護シール、プラ製保護シール。
USB-A〜USB-Cケーブル、透明ケース。
ハイレゾロゴのシール。

画面に保護シール
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説明付き
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底面
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MicroSD挿入口、Type-Cポート。

左右面
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電源SW、その下に状態表示LED、
上〜送り、ポーズ&再生、下〜戻し。
上〜音量プラス、下〜音量マイナス。

上面
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挿入口が金メッキされた3.5mmアンバランス端子、
黒プラスチックの2.5mmバランス端子

裏面
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こちらにも保護シール
メモリカードは古いスマホの32GBでテスト。
Musicフォルダ内をスキャンして認識。

イヤホンと
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AKG N40。
ダイナミックとアーマーチュアのハイブリッド駆動タイプ。

DSD再生してみました。
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「リズと青い鳥」サントラ、DSD128(5.6MHz)を再生中
映画冒頭の曲「wind,glass,bluebird」

更にDSD256を試す。
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テクノボーイズのヴィジブル・インビジブル
市販されているDSDデータの上限まで行けました。

アルバム内表示
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「DSD」マークが付いてます

詳細表示
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1曲で519MB、つまりCD一枚分行くのがDSD。

大型ヘッドホンを試す
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上:AKG K812、解放型、インピーダンス32Ω
下:beyerdynamic DT1770、密閉型、インピーダンス150Ω

インピーダンスが小さければ鳴らし易いと言われていますが
イヤホンとヘッドホンでは、同じインピーダンスでも、
物理的に動かす振動板の面積が違うので、一概にそう言えません。

イヤホンでの音量が60とすると、ヘッドホンでは70と
上げる必要が有りましたが、上限の100まで行かずに済んだ。

アンプの駆動力が低いと、音量を上げても息も絶え絶え、
という事も有りますが、HiBy R3は聴ける音量&音質で行けそうです。

充電中
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バッテリー容量1600mAhを、二時間半?で充電完了。
電池は公称11時間近くは運用可能なようです。

画面オフ時に起こすと
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アルバムジャケット全面表示に、時刻と曲名のみが出ました。

スマホと比較
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アルバムジャケットが随分と見切れているのが判りますね。
上下左右全部切られていますが、仕方ないかと。
画質は解像度は低いですが色調などは正常。

とりあえずの運搬手段
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先代DAPを落として無くした反省から、
鈴付き、鞄に繋ぐワイヤーを用意しました。
最近流行っている行方不明通報可能のIDタグを付けるかどうか。

コンパクトで
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カドが丸みを帯び、金属の質感は手応え有りますが
小さくて軽くて邪魔にならない。
これは中々宜しい。

使い始めて
さて、購入したばかりのイヤホンは、最初はどうしようもなく
眠たい音しかしなかったのですが、数時間鳴らしたら
目を覚ましてくれました。

DAPの音が眠たいのではないかと一瞬危惧し、
大型ヘッドホンを繋いで確認したら大丈夫。
元気で楽しくなるような音作りです。
それでいて派手すぎることもないので、フラット志向の私に良い。

新型を導入したら、馴染みの音楽でも新しい音が聞こえてくるのは、
御約束ですねえ。
いずれ、別の音傾向がするDAPも欲しくなるのでしょう。

運用編に続くかな?
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