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2018年12月14日16:20

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刹那

12月14日(金)晴れ
知らなかったわけではないが、それほど気にも止めてなかったし、もっと言えば「昔の言葉」というイメージだった。
もっと言えば、あの頃のアンルイスか中森明菜の歌にありそう〜的な?

  刹那
ひと月程前に読んだ芥川龍之介の「蜜柑」で、龍之介が書いておった。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1969163821&owner_id=18419835
     忽ち心を踊らすばかり暖な日の色に染まってゐる蜜柑が凡そ五つ六つ、
     汽車を見送つた子供たちの上へばらばらと空から降つて来た。
     私は思はず息を呑んだ。さうして刹那に一切を了解した。

カッコイイ!!!
最初はこの短編自体にめちゃくちゃ感動したのだが、冷静になって読む練習をしていると、音読してて気持ち良い箇所がいくつか出てきた。
そしてやはりこの、書き出した3文が一番良くて、中でも「いつつむつ」と「せつなに」の箇所が好き。
「刹那に一切を了解した」


そして、この「刹那」を使いたい欲がむくむくと湧く。
が、日常会話では無理があるのでいつかブログでさりげなく使いたいものだと思っていた。
先日読了した「花だより」
読み始めてびっくりである。
読み始めてすぐ、そう、22ページのところで種市おぢが「刹那」と言うてはる!!!
その後も、ワタクシの記憶が正しければ、3回は「刹那」が出てきた。
え?え?え?まあ、これも時代小説だからかもしれんが、そんなによく使う言葉?
ワタクシは使わないわ〜使ってこなかったわ〜
でも、これからは使おう!と思ったが、はて、実際はどんな時に使う?
ウィキペディアによると、仏教の時間の概念で、指をひとはじきする間に65刹那あるとのこと。
どんだけ短いんじゃ!

朝のパソコンタイムではブログを書きながらツイッター読んだり、UCCのゲームしたり、NAVERまとめを読んだりしているのだが(←至福の時)
ちらりと見たツイッターの中で気になる記事を発見してそこへ飛んでみる。
たらればさんが書いた「あの高円寺のユニットバスで、何もかもを欲しがっていた」https://mooom.chintai.mynavi.jp/koneta/story
大変おもしろくしみじみ読んだのであるが、その中に・・・
     
     『嫌われる勇気』(岸見一郎、古賀史健著)という本に、
     あ、これはいい作品なので若い人は特に読んだほうがいいとおもうのですが、
     「人生とは連続する刹那である」という章があります。

刹那!!!
そうか!こういう風に使うのかと驚いたのが一点。
もっと驚いたのが、なんと今この本がうちにあるのです。
「花だより」と「嫌われる勇気」と「日本人の日本語知らず」この3冊を図書館から借りてきているのです。
「花だより」にのめり込んでいたのでまだ「嫌われる勇気」は手付かずでした。
さらには大掃除というワードが頭をよぎり、「海街ダイアリー」の最終巻が届いたりで、なかなかこの本に手を伸ばせないでいました。
でも、今読みなさい!というお告げなのです。
大掃除?
それよりも「嫌われる勇気」です!
誰に嫌われようが今のワタクシにはこれを読むことが一番なのね。
そうそう!
なんだかもう神のお導きを受けたような気分になったワタクシの目に飛び込んできたのがツイッターの中のनिद्रामा
はっ!これ、さっき「ウィキペディア」の刹那の中にあった。
なに?なに?もう怖い気持ちにすらなる!!!
って思いながらもう一度見返したら・・・
刹那は क्षण だった。
निद्रामाは、ネパール語?でスリープ。
似てない?
って、これって漢字が全て同じに見えるレベル?
ハングルが全部同じに見えるってやつ?

と何はさておき今日の目標
1、「嫌われる勇気」を読み始める
2、換気扇の掃除をする
3、映画のことを書く←とにかく書きたいことは書く。誰も読んでなくても書きたいことは書く。これがたらればさんが書いてた壮大なことからワタクシが学んだ小さな一歩。

今日の一枚は「花だより」で種市さんが澪に食べさせたいと作った「浅蜊の佃煮」を真似して作ったもの。
ええ、小さいけど浅蜊なんです。蜆じゃないんですよ。
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