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2018年12月06日23:04

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ブラック企業を描くことがこのドラマの目的ではない。

■新垣結衣ついに吠える 『獣になれない私たち』が描く“救いのないブラック企業の憂鬱”
(リアルサウンド - 12月06日 16:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=169&from=diary&id=5407396
なんてことぐらいわからないのだろうか?この記事のライターは?

パワハラ、モラハラ、セクハラなんでもござれの日本のひとつの典型として、ああいう場を設定しているのだ。ブラック企業の告発が目的ではない。

多かれ少なかれ、私たちは管理され、自由を奪われ、自由な奴隷として生きている、いや、生かされている。私たちの幸福も不幸もだれかの手に握られている。

なら生きることは苦しみだけか?救いようのない苦行なのか?

いや、そうじゃないよ、と脚本の野木さんは視聴者に語りかける。あのアンナチュラルもそうだったように。

そういう重い鎖をひきずって、私たちは他者とどう繋がれることができるのだろうか?その繋がりにはたして希望はあるのだろうか?

安易なハッピーエンド、お気楽なラブコメを拒否した世界で、ガッキーは今までになくクラく、だからこそいっそう魅力的だ。

おっさんずラブの元カノ、黒木華のオタクぶりがスゴい。あれほど汚部屋にしてはいないだろうけど、あのマニアックさは、本人の素顔に近いのではないか?なんていうのは私ぐらいだろうけど(笑)。幻滅ではなく、だからこそ黒木華も魅力的だし、ドラマなのに(たぶん)酒を自然にグイグイいってるところも(おそらく)素なんだろう。あの吉田羊と飲み友だちのようだし。西郷どんの女房のような、古風な、日本的しとやかガールなわけがない!これほど演技がゼッサンされるのは、過剰なまでの映画や芝居への情熱がハンパないからだ。

ってことで、このドラマのどうしようもなさを私は愛する。ガッキーは今までで一番色っぽかったし。


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