■聖火リレー来ないかも…大菩薩峠で採火、リレー計画の村
(朝日新聞デジタル - 11月11日 19:14)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5371629
「笛吹けど踊らず」という形容がぴったりのオリンピック。
政府や関係者の必死の宣伝にも拘らず、
一般の国民は相変わらず醒めた眼でオリンピックを見ていますね。
1964年当時(僕は高校3年生)の熱狂と比べて、
この盛り上がりの無さは「異常」とすら感じられるほどです。
確かにあの頃は日本人の大多数が「坂の上の雲」を目指していました。
戦争から立ち直った「新生日本」を世界にアピールする大義名分がありました。
しかし今は、国民を束ねるどんな大義名分があるのでしょうか?
あの時代の空気と決定的に違ってしまっているのは、
国民はもはや土建屋的、あるいは民族的な刺激では動かなくなっており、
上がシャカリキになるのに反比例して、気持ちは離れていくという現実です。
それより国民の関心事は、来年に予定されている消費税値上げへの懸念です。
せっかく回復基調に乗り始めた日本経済が、
消費税10%で、確実に奈落へ再び堕ちることへの恐怖です。
ハッキリ言いましょうか、
オリンピックや万博は、過去の時代の熱狂なのですよ。
その潮目の違いを為政者も経済界も、完全に見誤っとるんですな。
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