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2018年11月04日21:40

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狩猟期間の始まり

山形では鴨類の狩猟が11月1日〜1月31日まで。
他の狩猟鳥獣が11月15日〜2月15日まで。

そんな訳で。
今期の狩猟が始まりました。
猟師、二年生。

11月2日
出猟のために有給を取った。
前期の反省も踏まえて、猟場や作戦なども考えて。
真っ先に行こうと画策していた溜池は、見事なまでに水が抜かれており、水鳥の姿がない。
出し抜けに作戦も頓挫である。
フォト

既に昨日から出猟している人も多いはず。
現に遠方では装薬散弾銃の発砲音も鳴っている。
大抵の水場の鴨達は逃げてしまっているだろうと思われ、ハンターマップと首っ引きで検討した次の猟場へ。

いたいた…オオバンが。
獲っちゃイケナイ鳥である。
ともあれ、デコイよろしく水鳥が泳いでいれば、他の鴨類が来るかも知れない。
来ると良いな〜
昼飯など食いつつ待ってみる。
フォト

11月にしては気温が上がり、腹も膨れれば眠くもなる。
紅葉を映す水面にたゆうオオバンがまた睡魔を誘う。
こりゃいかん。
猟場を変えよう。

その沼は、ハンターマップに載ってはいるがGoogleマップには表記されない。
今時のデジタル派猟師(?)は見落としているかも知れない。
そう期待して到着した三ヶ所目。
読みは当たってマガモが8羽。
小さな沼で対岸側のマガモ達まで50mくらい。
エアライフルでも十分勝負になる。
初猟にして鴨ゲットなるか!?
フォト

が、先客もあって車が一台。
さて、この車の人は、釣り人か、茸採りか、猟師か。
見える範囲に人影はないとは言え、筒先の安全が確認できない状態で撃つことはできない。
撃てるのに撃てないジレンマを抱えて、双眼鏡で人影を探すこと数分。
微かにチリンチリンと熊避け鈴の音が聞こえてきた。
正に対岸方向。
どうやら茸採りらしい。
音は徐々に大きくなり、どうやらこちらに向かってきている様子。
音が射線から外れたら撃ってしまいたい衝動を抑えて、茸の人へ銃猟をしたい旨を話そうと思う。
誰だっていきなり銃声がしたら驚くだろうし、下手すりゃ通報される。
エアライフルとて結構立派な発砲音がするのだ。
跳弾のリスクだって無視できない。

鈴の音は対岸にいよいよ近付いて。
それはつまりマガモ達に近付くことであり。

やおらマガモは、飛び立った一羽をきっかけに、全てが一斉に飛び去ったのでありました。

猟師として自分の判断は間違ってはいない。
いないけれど、なんだか理不尽だな。
悔しいので明日も来よう。

11月3日
4時起き、おにぎり作って5時出発。
日の出時刻過ぎに猟場へ到着。
凄い霧。
昨日飛び去ったマガモ達は戻っていない。
霧が晴れても、やっぱり戻っていない。

二ヶ所目。
鴨類がいない。

三ヶ所目。
鴨類がいない。

四ヶ所目。
鴨類がいない。

うが〜!

まぁ、駆け出し猟師の二年目なんてこんなもんか…

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