mixiユーザー(id:26523738)

2018年10月26日00:08

73 view

《損のような得のような…》《ちー+! 19》

《損のような得のような…》

毎月25日はスロットの日! と、先月最終日に思い立ち、今月より実行。
まあ、そういった過去のイベントをずっと前から引きずっている店があるのを知ってて、やっぱ、高信頼度と理解したから始めたわけだが。

でも、俺って夜のスロットはめっぽう強いが、日中のスロットはめっぽう弱くて…。
なにせ、夜には全てのスロットに答えが出てるが、開店時間に近付くほどそれが無い。本当に運任せ要素が強いのだ。
負ける勝負に挑むほど俺は裕福ではないので、朝に行くとなれば決まって朝一…ではなく朝二〜三と言った時間帯。09:00開店なら10:00〜11:00辺りに赴いたりする。
本日もソレ。

08:30に起きて、まだ早いと二度寝を決め込み、起きた10:40。うん、いい時間帯。
そこからビンゴくじ買いに行って、ついでに清算して(4000円が200円に…)、うどん食べて、それからGO!

はい、高信頼のイベント、高信頼度ヒット日のようで、ほとんどの客がドル箱抱えている。…しまった、朝一の方が今回は良かったかも…。と思いつつ、ホールうろうろ。

初めに目に付いた台…。相性最悪の台だが、当たり比率は最高設定。そして最高設定によくあるハマり具合。…2000円勝負だな。
で、さすがは相性最悪。小役でゲーム数は稼ぐが、なにせ当たる気配が無い。結局4000円使ってしまい、撤退。即座に誰かが座る。そして即座に当てられる。…そんなもんさ。

続いて2台目。こちらは相性準最悪。初めの読みは当たるが連ちゃんに恵まれない。連ちゃんしても増えない。結局呑まれる。こればかりの印象だ。本日は…?
予想通り、1000円でヒット。ここで即止めすればトントンとなり、スタートラインに復帰するが、俺はそこまで賢くないので続行。今日こそはコイツで勝つ! という意気込み。
…で、連ちゃんするも、小当たりばかり。やればやるほど徐々に減る。そして小役にも恵まれなくなり、メダル減少が早まる。
気付いたらダメダメモード。そしてドハマりモードも濃厚…。なので撤退。僅かなメダルを手に別台に移動。もちろん、この台の表向きの比率は悪くないのですぐに誰かが座ったが、結果的には轟沈してた。1000円の怪我はまだ浅い。

そんで3台目。ワンちゃんに懐かれるぜ。
コイツはとにかく運任せ。まず設定差が無いのでボーナスは引き易いが、2つあるボーナスのどちらを引くかによって展開が天国と地獄に別れる。
残りメダルを使い切り、追加投資1000円でヒット。…が、地獄のボーナス…。勝負にならない。

仕方が無いのでもう一匹のワンちゃんへ。こちらは俺に懐く様子が無い。…けど、座ってみる。そして見向きもされない様子…。4台目、1000円消費。

仕方が無いので、大本命だったが表向き最悪設定だった台に。5台目。
いきなりハマっている台が2台。でも、メーカーの癖でよくある現象だ。他の4台は順調な回転数で、低設定が濃厚。店の癖を考えれば、このどちらかの一台は良さそうなものだが、どちらを取るべきか…?
そこに緊急ライバル登場! どこぞのおばちゃんだ。俺が偶然突こうとした席に、おばちゃん飛来。僅かに俺の方が早く、諦めたおばちゃんはもう一台に着席する事に。悔しそうに俺を見る。フフ、早い者勝ちだ。
…で、2000円勝負。…ダメ、全然ダメ。1000円勝負に変更してポイ捨て。ちなみにおばちゃんは後に大爆発してた。わざわざ勝ちを譲ったようなものだ。俺は何してるのだ?

ざっと振り返って投資金額計7000円。初めの4000円が痛い。
しゃーねぇ、本気出すか。…という、誰が聞いても嘘っぱちな強がりで、相性準最悪の台に舞い戻る。もう連ちゃんは望まない。取り敢えず1回当てて傷を埋める計算だ。
収束を計算した結果、あった。1000円で来そうな台。
そんな6台目に1000円ブッ込む。そんで当てる。ここで止めれば−2500円辺りに出来るが…、だ…ダメだ! 手が…!
そんで、やっぱり我が相性準最悪台。一応当たってくれるが、やっぱ小当たり続きでメダルが…。
はい、自分にリーチ。メダル無くなりました。

ふう、9000円マイナスか。それぞれ当たった時点で止めれば+3000円くらいなんだよなぁ。

残るは1000円と、予備の1000円…か。

ここ最近勝たせてもらったからなぁ。趣味に走るか。
…と、勝敗を無視した純粋な遊戯に路線変更。当たればラッキー程度の考え。

…で、気付いたが、今日は俺好みの台が全て吹いていた…。何も考えずに好きな台座れば、どこに座っても大勝出来る『俺の日』だったらしい…。勝負日は別館に足を運ばない主義が仇となった…(趣味に走って負けるため)。
まあ、いい。残り1000円とはいえ、好きな台を撃てれば…。

…で、微妙だがそこそこな台に着席。運命の10000円投資。なかなかに久々だ。
そんでプレイの7台目。悪くないスタートだが、まずもって1000円じゃ引き当てられない雰囲気。予備を足してもきっと話にならない。
20ゲーム消化後、ヤメ。勝負師から言わせりゃナメた試行回数だ。でもいい。俺は楽しんだ。というか、重大な事を思い出した。
今の俺、パソコン資金稼いでるんだった…。
残り10枚程度のメダル。はっきり言って話にならない。予備は使う気が無い。3回転勝負…。どうする?

たかが3回転、されど3回転。行きましょう。相性超良しの台に…。
3回転で空気が掴めるとも思えないが、好印象なら予備を使う事もアリだ。

で、見ると…、どれもこれも最悪な状況。高設定がバラエティーに集中しているため、メインはやや低めの設定らしく、この台に関しては回収ボックス化している印象…。やっぱ予備はナシの方向で…。
8台目、着席する事も無く1回転目をポコリ。

あたり。
『!?』

まあ、さすがに超相性良しの台だ。何回か経験あるが、毎回目を疑う。
この台の癖は俺なりに見抜いていて、まあ、ある意味順調。大勝は難しい設定のようだが、トントンまでは持ち込めそうな雰囲気だ。
…で、数時間粘る。無料ジュースを5杯飲みながら頑張る。そんで疲れてヤメ。
回収枚数は…いくつだっけ?

まあ、現金8000円回収、タバコ1箱、お菓子1つだったので、仮想では8700円辺りかな?
等価だったら9500円は行った気がする。
まあ、なんだかんだで1300円マイナスなんで、遊んできたと考えれば、楽しめた方だったかな?


《ちー+! 19》

第一章 勇者志願見習い(笑)2-4

【ベレーレルの村】

「うーーーん…」
 自らが思い付いた『ナルミ体得』は思うほど簡単ではなかった。
というか、一言に恥ずかしい。ナルミはよくあんな性格を貫いているものだと妙な関心をするが、相手の身に立てば向こう側もきっと、自分に対して同じような考えを持っていたのだろうと思えてしまい、結局はお互いの個性なんだという結論に至り、その後に続く思いは…これといって無い。
いずれにせよ、簡単に人の真似なんて出来るものではないという事だ。それだけは理解できた。
気付いた頃には敷きっぱなしの布団に寝転んでおり、頭の中では漠然としか知っていない、この国での勇者志願を考えていた。
そもそも『勇者』とはどういった人を指すものだろうか? 文字を見れば『勇気ある者』と理解できるが、一体、何に対しての勇気なのだろうか?
一般的に表現される『勇気』はといえば…、そう、不測の事態への遭遇だ。多くの人が避けたいと考える出来事に遭遇した場合、敢えて立ち向かう事が『勇気』とはよく聞かされたものだ。…そんな『勇気』とは無縁そうなナルミにだが。
だが、いざ勇気の出し所を考えると、それが全く無い事に気付く。そもそも平和こそがネメス王国全土の最大の売りなのだ。特にベレーレルという村では。
もちろん、全ての分野の全ての出来事が平和を維持している訳ではない。実際に魔法都市ペナ・リノでは少し前まで治安が悪化していたと耳にしていたし、人が多く交わる場所では物騒な話も確かに聞く。
しかし他国の問題に比べれば、どれもこれもが小さな問題と言われ、例えば戦争への発展を危惧する者が現れれば、そんな人物に対して人が取り囲み、笑い出すくらいに平和ボケ真っ只中なのがネメス王国なのだ。自分で知る事件や問題事といえば、せいぜい村の畑に侵入した野生の草食動物を追い払う事くらいのものであり、それだって年に4〜5回もあれば多い方だ。
そんな平和の中に必要な勇気とは? 勇者志願として行動するにあたり、何をどうすれば勇者としての名声を上げる事が出来るのだろうか?
考えれば考えるほどに頭の中がごちゃごちゃとしてしまう。
勇気といえば、明日の迎えの後には全てが勇気の出し所になってしまう自分に気付いた。何せ村の外に出た事がない自分が、村ではない所に赴く事になるのだ。しかも、見ず知らずの城兵と共に…。
両親やアキの話から察するに、とりあえず粗末に扱われる事が無さそうなのは安心できる所ではある。これでも一応はかつての勇者の末裔という位置付けである。過信するわけではないが、多分、丁重…だろう。
問題は自分自身の身の振り方だ。初めての長距離移動、初めての城兵との対面、見知らぬ相手との会話や食事など、全てに対して勇気を持ち合わせなければ先に進めなさそうだ。案外思いやられる感じだ。
城周辺に到着してからも問題は山積みだろう。いや、むしろそこからが本格的な問題といえようか。左右上下、360度全てが未開拓なのだ。
金銭的な問題も心配事の1つである。
レジエン家は…、今さら説明する必要もなくかつての勇者『エイディル・レジエン』の末裔だが、だからと言って国から特別な扱いを受けている訳ではない。決して生活に困難を覚えるわけではないが、裕福と尋ねられれば、それも当てはまらない。…『普通』。これが最も適した答えだろう。
チータスの気にする金銭的な問題は2つある。
1つ目は、おそらく持たされるであろう金額だ。数日前に両親に尋ねたが、その答えは『子供の心配する事じゃない』との事だった。最悪でも多少の余裕が望める金額くらいは持たされるのだろうが、1年間を気にしない金額かと考えれば疑問が残る。
もう1つは…、こう言っては変かも知れないが、チータス自身、金銭の使い方に疎いのだ。
ベレーレルにはそもそも店が少なく、小遣いを貰ってもチータス自身に喜びを感じた例がない。生活基盤も完全な自給自足とまではいかないが、キャラバン関係での買い込みは全て親が行っていたため、漠然としたやり取りは何となく覚えているが、じゃあやってみろと言われれば、まずは恥ずかしさが最初に来てしまうだろう。
経験ある金銭のやり取りといえば、ナルミと一緒に購入する安物のお菓子に限られる。そのくらいにお金を使った覚えが少ないのだ。
何かを購入する時にはエマがするように、『今年の大根は良質なんですよ』といったような、世間話から切り出した方が良いのだろうか? 買い物一つにしても謎は多い。

「…………ん? …………あれ?」
 金銭のやり取りに頭を悩ませていると、とある疑問が浮上した。3つ目の問題である。
 もし………。
 もし、旅の途中…というより、試練の年の間に金銭が尽きてしまったらどうなるのだろうか? 当然、何らかの手段で稼ぐ事になるのは理解出来るが、一体誰が…? 親は…当然、居ない…………。
 唐突な問題に思わず上半身を勢いよく起こすチータスは呟いた。
「え? …あたしが…??」
 頭が真っ白になる。お金を稼ぐためにはどうすれば良いのかが皆目見当がつかない。いや、働く事で得る事くらいは知っているが、どうやったら『働ける』かが分からないのだ。誰かが働く場所に勝手に入っても良いものだろうか? いや、ダメだろう。
 それ以前に、自ら何かに対して行動する性格ではない事は自分が一番よく理解している。資金が底を尽きそうと理解しながらも絶対に行動しなさそうな自分が、まるで現実の出来事のように想像がついてしまう。我ながら悲しい事だが、仕方がない。きっと事実だ。
そんな少し先に見える未来は…、……………餓死?
「ちょ…、ちょっとお母さん!」
 避けられそうもない未来に直面し、思わず大声を張り上げて飛び上がる。布団が吹っ飛び、枕が弾かれた。
「………………」
 返事がない。いつもならそれほど待たされる事無く返事が来るものだが…。
「お母さん! ちょっと、お母さん?」
 留守だろうか。耳を澄ますが、いつも何かしらの物音が届く台所方面には気配が感じられず、せんべいの割られる音もないようだ。
「どうかしたか?」
 エマの代わりに返事をしたのはノルンだった。
こちらに向かっているのか、自分の知る唯一の冒険者のアキとは異なる、少々鈍い印象を感じさせる足音が近付いて来る。
 だが、むしろ好都合だった。結局のところ冒険には無知識だったエマよりは、実際に冒険者として生活した過去を持つノルンの方が遥かに必要な知識を持っている筈だ。
「聞きたい事があるの! 部屋に来て!」
「今向かってる。…なんだ、臆病風にでも吹かれたのか?」
 やや困ったような、それでも笑いを含めた声を作ったノルンが部屋の扉を開ける。
 チータスは即座に答える。
「吹いた吹いたっ! 今現在、大暴風域だわっ! しがみ付く物すらすっ飛んで行っちゃったよっ!!」
「なんだそりゃ?」


《あとがき》

相性準最悪な台なんだけど、1000円を10回やれば5回は当てる事ができ、2000円にすれば8回は当てられるんだよね。
毎回、一回当てて即ヤメすれば、必ず500〜4000円は勝てると理解しながらも、何故か浪費してしまう。なんでだろうね、どういう訳か、もっと続けて当てたい願望に駆られるんだよね。
…まあ、それが人の弱みというか、パチンコ屋さんが営業を続けられる理由なんだろうけどね。

この準最悪台、素直に即ヤメを続けてれば…、ざっくり計算でも結構な金額になっているんだよね。…それが全て綺麗に飲まれてしまっている訳で…。あ〜、コイツで勝ちたい。


それはそうと、ビンゴで当てたいな。軽〜く500万円くらい。肉まん食べるんだ(小心者)。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する