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2018年08月23日00:33

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エカテリンブルグ(VSセネガル)、その前のモスクワでの泥棒未遂事件

まさかのサランスクでの勝利の後は、すぐその日の夜に無料列車でモスクワに戻りました。
無料列車の拠点が全てモスクワだったので、この後は全てモスクワ往復。宿も当然モスクワでした。

そしてサランスクから帰った後のモスクワの宿で一つ事件が起きました。現金、日本円にしておよそ8万円ほどのルーブルが盗まれそうになったのです!

僕が泊まっていた宿は、シングルでしたが、宿代抑えるためにシャワーは共同でした。
ちょうど廊下をすぐ挟んで、僕の向かいの部屋がシャワールームでした。すぐ目の前だったので安心して部屋に鍵をかけずにシャワールームで歯磨きしていました。これがいけなかったです。

シャワールームで歯磨きをしている途中、たまたま偶然シャワールームのドアーを開けると、僕の部屋から一人の男(現地ロシア人です)が出ていくのを見ました。最初は「あれ?僕の部屋と自分の部屋を間違えて入ったのかな?」と思ったぐらいで、そんなに深刻には考えていませんでした。

僕も念のため歯磨きの途中で自分の部屋に入ったのですが、これもたまたま自分の財布に目が行きました。そこで思いました!「もしかしたら?????」

財布を開けてみると、空港でATMからおろしたばかりの日本円にしておよそ8万円ほどのルーブルが全部なくなっている!!!あいつが盗んだに違いない!!!

慌ててホテルを出て、そいつを追っかけて行き、捕まえました。そいつのポケットを調べてみると案の定僕のお金が全部あった!!!「おい、お前!!!!!」

そいつは笑ってごまかしてその場を去りましたが、危ない、危ない!!!とりあえず、お金戻ってきて良かった!っていうか、僕の行動も場合によっては危ない、危ない!!! 確か以前コロンビアでお金取られそうになった日本人が取り返そうとして、逆に殺された事件がありましたよね。日本にいる親や友人からは「危ないから、そんなことするのやめてくれ」と言われたぐらいです。

部屋出るときは、例え短時間でもちゃんと鍵かけておかなきゃ!皆さんも海外行くときはくれぐれも気をつけましょうね。

サランスクから戻ってきた後、エカテリンブルグに行くまで少しモスクワで時間があったので、観光もしました。その中でも一番印象的だったのはここ



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ボリショイ劇場のガイドツアーです。バレエやオペラをやっていない朝〜昼の2時間ぐらいで劇場内部をツアーで見せてくれます。お値段1500ルーブル、およそ3千円。最初値段がわからず、受付で1000ルーブル出しました。「1000も出せばおつりがくるだろう」と思ったら、「1500ルーブルよ」と言われちゃった。「あれ、ちょっと高いな。1500ルーブルあれば、安い席でオペラ見れるじゃん」と思いましたが、まぁいいや。わざわざモスクワまで来てケチっても仕方がない

そして内部はこんな感じです


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確かに綺麗なんですよ。すばらしいんですよ。ゴージャスなんですよ。歴史的建築物としては。
ただね、僕も見に行ったパリのオペラ座もそうだけど、こうした昔のオペラハウスって上流貴族の社交場だったから、見やすさにはあまり配慮されていなんです。なので一番上の席なんて、前屈みにならないとステージが全然見れない!これなら、オペラ見るなら東京の新国立劇場の方がよっぽどいいですわ。

ただこの劇場ツアーで良かったのは普段見ることが出来ない裏側が見れたこと。一つがここ

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衣装を作る部屋、そしてもう一つ、ここは見れて良かった

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ボリショイ劇場の一番上にある稽古部屋。この日もオーケストラをダンサーが稽古していました。まぁ最初は何やかんや言っても、結局は1500ルーブル払って見に行った価値は僕にはありました。


そしていよいよ第2戦のエカテリンブルグ(VSセネガル)です。


エカテリンブルグまでもまた無料列車です。モスクワからおよそ1700Km、聞いたら大体札幌から鹿児島までと同じぐらいだそうです。片道26時間の長旅で、26時間っていったら、僕が2016年リオデジャネイロオリンピック見に行った時ちょうど成田からサンパウロまでが26時間。

おい、飛行機でちょうど地球の裏側まで行けちゃうよ!僕達一体何しに来ているんだろう?モスクワーエカテリンブルグの往復丸三日シャワーも浴びずに日本代表を応援しに来ている僕たちって、他の戦友も言っていたけど、苦行に来ているのか?

その苦行の道中で知り合った戦友達です

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最初に知り合ったのは、一番左に映っている大学生の若い戦友。実を言うと、このエカテリンブル行きの列車駅、カザンスキー駅に着いたのが結構ぎりぎりぎりでした。下手したら、乗り遅れそうなぐらい。このお兄ちゃんも同じくギリギリ。「僕の車両はもっと先だけど、もう列車が出発しそうだから、とりあえず乗っちゃおう!」と思って乗ったきっかけで出会いました。
人の出会いはいつどこで会うかわからない

話してみると、部屋は違うが同じ車両ということで、26時間の間にお互いの部屋を行き来しました。この若い戦友とはその後のモスクワ、ヴォルゴグラード、そしてロストフでもメッセージを取り合って会いましたが、2019年ラグビーワールドカップでも、僕と同じく横浜国際総合競技場でのニュージーランドVS南アフリカ戦を見に行くのが判明!なので、2019年横浜での再会を約束しました。その後の2020東京オリンピック、そして2022カタールワールドカップも一緒に見れるといいね。

それと、右から3人目の奥に映っている戦友、プロの獅子舞師です。よくテレビの番組やCMにも出ているほどの日本ではまさに獅子舞の第一人者。こんなすごい戦友と出会えるのもワールドカップならでは!っていうか、無料列車ならではでしたね!不思議と僕はこの無料列車の中で強い戦友意識がいつの間にか芽生えていました。

モスクワから26時間かけてようやくエカテリンブルグに到着しましたが


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獅子舞、大人気です。地元テレビ局や新聞などに何度も取材を受けていました。

エカテリンブルグはロシア第4の都市で、メトロも走っていて、それなりに大きい街です。2025年万国博覧会にも立候補していて、同じく立候補している大阪のライバルみたいですね。

そのエカテリンブルグの一番の見どころはここ

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「血の上の大聖堂」 ロシア最後の皇帝、ニコライ一家が銃殺された場所です。僕たちもエカテリンブルグには朝着いて、その日の夕方から試合だったので、観光したのはここぐらいでした。


そしていざスタジアムへ!スタジアムの途中でもこんな人たちに出会いました


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和服を着た若いロシア人の子たち。「日の丸男子」はこういう姿を見るととてもうれしくなってしまいます。試合後にも

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セーラー服を着たロシア人の女の子!いいですね〜!うれしいですね〜!感動ですね〜!


あとスタジアム内ですが、僕は本当はここがすごく行きたかったんです。

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アップすると

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あの全て鉄パイプで出来た「恐怖の仮設ゴール裏席」。中に入ってみたかったんだけど、あそこはカテゴリー4で、地元の人しか売り出されなかった席みたい。残念!

そしてゲームは2−2のドロー。サッカー素人の僕が書く記事なので、試合内容はもうこれだけです。ただ確かに引き分けでしたが、結果として追いついてのドローだったので、僕にとってはだいぶポジティブなドローでした。何よりこれでワールドカップ始まる前は「まさか」と思われていた予選突破が現実的になってきましたし!

そして試合終わった夜は戦友達と祝杯です。この祝杯を挙げたレストランで仲良くなった地元のお兄ちゃん達

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最初はウォッカをごちそうになりました。

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僕はお酒が嫌いで飲めないので、僕の分は他の日本人の戦友にあげましたが、でも結局ウォッカだけでなく、僕たちの分のご飯も全部このお兄ちゃん達にご馳走になってしまいました。すごい太っ腹で親切な、おもてなし精神があるお兄ちゃん!女の子にもモテそうだね!ホント、スパシーバ(ありがとう)でした!

エカテリンブルグでいい思い出が出来た後、またすぐモスクワに向けて出発です。「とても楽しい苦行の旅」はまだ続きます。その帰りの苦行の旅で知り合った戦友

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左側に映っている戦友、ゲーム会社を一人で運営している38歳のかなり見た目が若い社長。何でもパソコン一つあればどこでも仕事ができるので、この後もしばらく世界中を旅するんだとか。「いいですね〜!うらやましいですね〜!世の中にはいろんな人がいますね〜!こういういろんな出会いがあるワールドカップ、素晴らしいです!楽しいです!やめられないです!なので、2022カタールにも行きます!」とつくづく思ったエカテリンブルグでした。

モスクワ帰ってすぐ次の日、第3戦のヴォルゴグラードへ向けて出発です!



















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