昔、祖父がキノコ採ってきたが…

キノコ大豊作か「毒」に注意を
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生前の祖父は何でも食べてた。
ドングリ、ザリガニ、カエル、ヌートリア、サワガニ…。
その辺にいる動植物は何でも食べてたな。

サワガニ捕獲してきて茹でてた祖父。
祖父『小腹がすいたのぉ…』
俺『腹減ったならコンビニ行けよ』

祖父『孫よ…。戦時中は食べ物はみな兵隊さんが持って行っとったんじゃけぇ。自分で食えるもの探さにゃあいけんかったんじゃ』

俺『今は平成だジジィ！戦時中って何十年前の話やねん！』

祖父『まぁまぁ、意外と美味いし…』

俺『それにしても何でサワガニ獲ってきたの？山菜もあっただろうに』

祖父『何でって…そこにいたから』

俺『理由になってねぇ！…聞いた俺がバカだったわ』

そんな祖父でした…。
そんな祖父がキノコ採ってきた日もありましたよ。

祖父『多分、シイタケと松茸じゃ！一緒に食うか！？』

俺『多分って何だよ！素人が判断するのはヤバイって！』

台所で慣れた手つきでキノコ洗って、包丁で切ってフライパンに油を入れて点火する祖父。
……ダメだ、聞いちゃいねぇ。

キノコ炒めて少し醤油をつけ…
祖父『いただきます！』

数時間後。
祖父はトイレの住人となりましたとさ。
食中毒やらアニサキスやらに何度も打ち負かされてた祖父。
途中から何獲ってきても驚かなくなってたなぁ…。

今となっては良い思い出…？