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2018年07月04日22:56

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サラダ油を垂らしてゆっくりと

大学の演劇研究会に入部したての頃、印象深い二人の先輩がいました。

一人はくも型のテーブルを作るんだと言って、何故かコンパネをヤスリで削ってました。
もう一人は、照明を作ってるんだと言って、金属にドリルで穴を開けていました。

入学してすぐに入部したので、まだ新入生歓迎の舞台の製作中でした。

今回はドリルの先輩の方のお話なんですが、なんかね、金属に穴を開けるときは熱でドリル歯が痛むから、低速で油を差しながらやらないといけないんだと言うんです。
大学になると照明器具も作るんだ!とか、さすが工学部、金属加工の薀蓄がさらさら出てくる〜とか思って、たぶん私、すごい食いついて見ていたはずです。

そこで先輩が取り出したのが”サラダ油”です。
適度な粘性とか揮発性が少ないとか、たぶんサラダ油は掘削用の潤滑油としてそれなりに優秀なんだと思います。
ただ、"サラダ油"でした。
いまだにその光景は忘れられません。

で、なんでそんなことを今更書いているかというと、本日ステンレスのキッチンカウンターに穴を開けて蛇口を取り付けたんですね。
先輩の忠告通りグリスをドリル歯とステンレスに塗って、低速でゴリゴリ削りはじめました。

が、ステンレスは硬い!!
全く穴が抜ける気配がありません。

一応30分ぐらいは先輩の教えを守ってみたんですが、最後は最高速でグリスを撒き散らかしながら一気やっちゃいました。

ま、あれです。
穴が空けばなんでもいいです。


あ、結構飛び散っちゃったので、”サラダ油”の方が本当に良かったかもしれません。
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